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日本のゴッホ

先日、「生誕九十周年記念 山下清 展」に行ってきました。

山下清と言えば、「裸の大将」でお馴染みの天才画家。
と言っても、今の10代・20代では知らない人がほとんどかも。

「裸の大将放浪記」(芦屋雁之助主演)を
小学生の頃テレビでよく見た私(アラフォー)としては
山下清は有名人。

ドラマは、ユーモアや愛情をたっぷり感じさせてくれる内容で、
家族みんなで楽しく見た記憶があります。
思いがけず久しぶりに山下清の名を耳にしたので、
せっかくだからと富山県水墨美術館まで足を運んだわけです。

展覧会では、山下清の生涯が代表的な貼絵を中心に紹介されています。
ペン画・油彩を含めて約100点が展示され、中高年を中心にとても賑わってました。
さすがに、10代・20代の方は見かけず、会場内では私が若い方かも。

山下清は、大正11年東京の生まれ。
3歳の頃に重い消化不良を患い、後遺症として軽い言語障害・知的障害が残った。
預けられた知的障害児施設「八幡学園」で「ちぎり紙細工」に遭遇し、
貼絵に没頭していく。
抜群の記憶力と観察力で(記憶を基に描くスタイル)、
優れた作品を生み出していく。
後に、「日本のゴッホ」とも呼ばれた。
昭和31年の「山下清 展」では、観客が500万人を超えた。
昭和46年、脳出血の為、49歳の若さで死去。
そんな画家。

さて、会場で特に印象深かった作品を挙げてみます。
「長岡の花火」、「自分の顔」、「桜島」など、やはり貼絵が目を引きました。
なかでも「自分の顔」は何故か強烈。
ゴッホの自画像を感じさせました。
それと、身に着けていた本物のリュックサックや浴衣が展示されています。
これは凝視せずにはおられませんでした。
あと、清は晩年にヨーロッパに行っていますが、その時の写真入りパスポート。
その他、愛用した将棋の駒、切手コレクションなども展示され、
本当に貴重なものが多かったです。
充分、一見に値する展示会だと思います。

さらには、清の言葉も至る所で拝読できます。
特に気になった言葉は以下の言葉。

良いところへ行こうと思うと少しも良いところへいかれない。
良いところへ行こうとしなければ自然と良いところにぶつかる。


なんか分かるような分からないような言葉ですが、
とにかく考えさせられる言葉だったので。

お時間のある方は、一度訪れてはいかがでしょうか。

http://www.pref.toyama.jp/branches/3044/exh_1207.htm

[TOTSU]
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ダバダ火振

基本的に、1日は24時間しかないので、
有効に使える時間をいかに長く確保するかは重要だと言います。
特に、お酒を飲んでしまうとその先の時間の判断力が鈍るので、
躍進している会社の経営者さんなどは、知的な時間の確保のため、
お酒を飲まないようにしていると聞きます。

その話を聞いて、私も、あまりお酒を飲まないようにしています。

とはいえ、嫌いではないので、お誘いいただければ飲んでしまいます。
そういうときは、
「一人じゃなくて、人と飲むと自分の刺激にもなるから、いいよね」
と、自分に都合よく言い訳しています。

そうやって、人に誘われれば飲んでしまう自分に甘い私なのですが、
先日、いただいたのが栗焼酎・ダバダ火振
130225ダバダ火振

無手無冠という蔵元さんが出している栗焼酎です。
ソムリエの田崎真也さんが、
このダバダ火振を、濃厚な味の料理に相性が良いと紹介していたそうですが、
生栗を50%も使用した焼酎のわりにはクセがなく、
栗特有のまろやかな風味が気に入っています。

最近、芋焼酎がもてはやされているようですが、栗焼酎もなかなかです。
ガツンとくると感じる人もいるようですが、
私は「飲みやすい」と感じました。
もっと言えば、「栗焼酎、美味っ!」と感動しています。

そういえば、ダバダ火振の話ではないのですが、
仕事で知り合った会社役員の方に、
「焼酎をカンカンに熱くして飲むのが大好き!」
という方がいらっしゃいます。
やってみれば分かることですが、すごい速さで酩酊するので、
お相伴に預かった面々はべろべろになります。
その方も、「人には勧められません」と言っていました。

ただ、悪い飲み方ではあるのですが、
ちょっとクセになる飲み方であるのは確かで、
その飲み方を教わってしまって以降、
たまにそういう飲み方をしたくなるときもあります。

そこでダバダ火振なのですが、
わりと入手の難しい焼酎らしいので、もったいないかと思いつつ、
いつかはそういうべろべろになる飲み方をしてみたいと、
密かに思っているのです。

[SE;KICHI]

一流な人

先日、元プロ野球選手で野球解説者の与田剛氏の講演を聞きました。

与田氏は、一流の選手になれるのは、
素直さと二つのキヅキ(キズキ)を持っている人だと
言っておられました。

つまり、
素直に自分自身を見られて、
自分に足りないものに気付き、
それを補うために日々努力を築き上げられる人
が、
結果的に一流選手になれるということです。

これは野球選手に限ったことではありませんよね。
いろんなことで一流と言われる人が持っている要素だと思います。
素直じゃないと気付かないし、
気付いたところで、築かないと成長しません。

できそうでなかなかできない事です。

日々の積み重ねが結果につながっていると、
普段から意識できていれば、
毎日の地味なことの繰り返しも当たり前のことであって、
苦しいことではないと思えるのでしょうか。


冬場の運動不足解消のため、ヒンズースクワットを毎日やっています。
単純な動作の繰り返しなのでつらいです。
先が見えず、まったく楽しくありません。
ただの凡人です・・・。

[M M]

Waka Waka

うつ病が増えているそうです。

テレビでは、コメンテーターが
先の見えない社会不安がうつ病を拡大している
と言っていました。

まぁ、確かにそういう面もあるかもしれません。
人生は楽しいことばかりではないので、
不安に感じることが多ければ陰鬱な気分になるかもしれません。

しかし、
自分がどう考えて、どう生きるかは
自分自身で決めること
で、
前を向いて立ち上がるも、くじけて座り込むも、
基本的には自分自身の裁量の範囲内なわけです。
だったら、明るく、建設的な自分のほうがいいと思うのです。

確かに、将来のことを考えれば、不安になるかもしれません。
しかし、もともと心は取り越し苦労をするようにできていると言います。
何もしていないニュートラルな状態で座禅や瞑想をしてみたとき、
心に思い浮かぶことは何でしょうか。
明るい未来よりも、心配事のほうが思い浮かびやすいようです。
心は初期設定で悪いことを考えやすいのです。
だとすれば、アップグレードして、
頑張って良いことを考えるようにしなくてはいけません。

しかし、起きてもいない将来のことをあれこれ悩むのは時間のムダでしょう。
やはり、現実がいかに厳しくとも、意識して明るい未来を思い浮かべ、
常に自分を鼓舞しなくてはならないのではないでしょうか。

実は、あまり人には言いませんが、私の頭の中には、
常に薄ーく、自分にとって元気の出る曲が流れています。
World Cup のテーマソングになっていた Waka Waka という曲で、
私自身はサッカーには少しも関心はないのですが、
元気が出るので、前向きな気分になるために頭の中に流しています。

Waka Waka at youtube

ダンスをやっているので曲調もわりと好きなのですが、
歌詞が前向きで気に入っています。

Pick yourself up
And dust yourself off

Listen to your God
This is our motto
Your time to shine
Don't wait in line
Y vamos por todo

私は、国家を代表してゴールを決めるような立場ではありませんが、
一回ボールを奪われたくらいで落胆し、
うずくまって立てなくなるのでは弱すぎるのではないか、と思うのです。

欧米の選手は試合前に胸の前で十字を切りますが、
人生、うずくまって立てなくなっては、
神様に申し訳が立ちませんね。


[SE;KICHI]

マンガ好き

私は漫画を読むのがわりと好きです。

子供の頃は、外で友達と遊ぶのが好きな子で、
漫画といえば“ドカベン”くらいしか知らなくて、
あまり読むこともなかったのですが、
中学生の頃に床屋でたまたま読んだ「週刊少年ジャンプ」にはまり、
読む様になりました。

ドカーン!バコーン!といった、
無駄にページを使うものも好きですし、
横山光輝の「三国志」なんかも好きです。

わりと入り込んで読むので集中していると、
ちょっと声をかけられても気付かないことも
以前はしばしばありました。

漫画でも映画でも、
ちょっと涙を誘うものが好きで泣くのが好きです。
ちょっとキモい感じがするでしょうが、
泣いてすっきりする感じが好きなんです。

この前、うちの息子が冬休みの際、
学校から読書を宿題にされていて、本も用意していたのですが読まず、
私が昔買った漫画を読み漁り「本を読んだ」と言ったときに、
悲しいやら悔しいやら! 

こんなことを書いている親の子ですからこうなってしまったのかと思うと、
子供に対してゴメンなさい!

[AKI]

アナタとわたしは違う人

これは、酒井順子のエッセイのタイトルです。

何年も前、退任時の記者会見で、
「私は自分自身を客観的に見ることはできるんです。
あなたと違うんです。」と言ってキレていた首相がいましたが、
“自分自身を客観的に見る”というのは、
存外、難しいことのように思います。

知人に、ちょっと変わった人がいます。

人間、自分の価値観以外の価値基準は持っていませんので、
言動が各個人の「ひとりよがり」になることは、
ある程度は致し方ないというか、当然の帰結だろうと思います。

ただ、人間は、社会生活の中で、他人の価値観にも触れ、
それが自分の価値観にも影響を与えることで、
新しい価値観として醸成されていくものでしょう。

その彼は、自分をわりとスタンダードだと思っている節があり、
「普通、○○じゃないですかぁ?」などと、
いつも自信満々で話し始めるのですが、
その前提が「え、それ普通?」ということが多いため、
最終的にワケのわからない話になることが多いのです。

曰く、「妻は夫に従うものだという考えは普通だ」
曰く、「百貨店で試食を荒らして帰ってくるのは普通だ」
曰く、「性器に外科的な施術を施すことは普通だ」
曰く、「自分の味覚は普通か、それ以上だ」  等

こういうのって、
彼にとっては普通なことでも、私にとっては普通ではないことなので、
実際は彼自身の独自の価値観を披露されただけということになるのですが、
世の中にはいろいろな人がいるものだなぁと思うのです。

自分自身の価値観って、客観性に見にくいものなので、
普通とも言い切れないけれど、普通ではないとも言えないですよね。
それを普通だと思っている人にとっては普通
ってところでしょうか。

彼は自分のスタンダードを強く信じているため、
「その項目について、自分の偏差値はソコソコだ」という自負があり、
「普通、○○じゃないですかぁ?」という言い方になるようです。

もっとも、最近は周囲の人に打ち砕かれて意気消沈しているようですが。

私はもともと
「普通は」とか「常識的に」とかいう言い方が好きではないので、
彼の話は意味が分からないことも多いのです。
すごくひとりよがりだなと思いましたよ。

最初は受け止めきれずに戸惑いましたが、
最近では「アナタとわたしは違う人」と思って、
珍獣を見るような、むしろ愉快な気分で観察しています。

世の中、いろいろな人がいるものです。

[SE;KICHI]

ご来場ありがとうございました。

先日、秋田市文化会館で行われました「ゆきみらい 2013 in 秋田」は、
盛会のうちに閉幕いたしました。
弊社ブースにもたくさんの方にお越しいただきまして、
ありがとうございました。

20130212ブースの様子

特に弊社イチオシの自己制御型ヒーターのほか、
漏液位置検出システムTraceTek.に関心が集まっていたのが印象的でした。

この「ゆきみらい」、雪の降る地域で毎年持ち回りで開催しているそうです。
来年 2014年は北海道は釧路だそうです。ご期待ください。

せっかくの秋田でしたので、夜は郷土料理をいただきました。
20130212秋田名物
左から、マンボウの串焼き、きりたんぽ鍋、横手焼そば(「B-1グランプリ」優勝)

[AKA]

ああ無情

映画「レ・ミゼラブル」のCM映像が素晴らしかったので、
どうしても劇場で観たいと思い、行って来ました。

20130207ああ無情
(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

ウエストサイドストーリーのイメージもあり、
ミュージカルをちゃんと映画にできるのかと、少々疑っておりました。

が、しかし、冒頭から
「あぁ、ミュージカルが始まった・・・。」
と心の中でつぶやいてしまうほど、しっかりと俳優さん達が全員歌っていて、
どの俳優さんも、こんなに歌がうまかったのかと驚かされる、
素晴らしい歌声でした。

いやぁ、ハリウッドの俳優さん達は、皆さん本当に多才ですねぇ。
さすがスターです。

物語は最初から最後まで、とにかくずぅっと無情です。
息つく暇もなく、これでもか、これでもかというくらいの
ノンストップ無情ストーリーです。

劇場の大きなスクリーンも手伝って、
大迫力の映像が臨場感をたっぷりとかもし出してくれます。
終わらない無情さに、
途中から鼻をすする音があちこちから聞こえてきます。
私もこらえるのに必死でした。

有名な物語なので、あらかじめある程度ストーリーを知っていましたが、
非常にテンポが良いストーリー展開だったので、
先入観なく最後まで自然に観られました。

エンディングロールが流れ始めた時には、
思わず心の中で拍手をしました。
ブラボー!!

こういった映画は、
情緒が違う日本人にはなかなか作れないと思うと同時に、
あらためて外国の文化、エンターテイメントの素晴らしさを感じました。
久しぶりに、しっかりと感動しました。

このところ楽をして、邦画ばかり観ていたのですが、
面倒くさがっていてはいけませんねぇ。
・・・・反省。

[M M]

本の読み方

私がよく本を読むということは、しばしば書いていますが、
そのことを知ったお客さまから、質問されることがあります。
ひとつは「どんな場所で本を読んでいるのか」。
もうひとつは「お勧めの本は何か」。

本はどこでも読めます。

当然、自宅の書斎でも読めますが、
確かに書斎では景色に飽きてくることもありますから、
内容をざっと頭に入れるのであればともかく、
じっくりと内容を咀嚼したい場合、場所を変えることもあります。

私の場合、じっくりと内容を頭に入れたいときは、
喫茶店がオススメです。
私は、休みの日などは本を持って喫茶店に行き、
ゆっくりと、ラインマーカーで線など引きながら、
じっくりと時間をかけて読むのが好きです。

あんまり頭を使わなくてもよいような内容の本の場合は、
岩盤浴もオススメです。
サウナだと新聞や本は持って入れませんし、
おとなしく座っていなければなりませんが、
岩盤浴だと本も持って入れますし、ゴロゴロしていても怒られません。
何時間もゆったりと過ごすことができます。

ただ、難点は、
入って2時間くらい経つと、本によってはパリパリになってくることがあります。
なので、ケース入りの1万円とかするような高級な本の場合、
岩盤浴には持って入らないほうが無難です。

休みの日は、どこかの施設に出掛けて
忙しく過ごさなきゃ損と思っている人が多いようですが、
ゆったりと教養を蓄えるぜいたくな時間が、
私にとって至福の時です。

最近ハマっているのはジェリー・ミンチントン著
『心の持ち方』です。

ミンチントンは、アメリカの自己啓発作家で、
長年における企業経営の経験から、一貫して
「自尊心を高め、自らの価値を確信することが大切」
と説いています。

自尊心というと、日本ではあまり良いイメージではありませんね。
プライドが高いとか、尊大なイメージの単語ですが、
自尊心を自己信頼と言い換えれば、大事なものだと分かるでしょう。

自らの価値を確信することで、
他人の言動に心揺れない自分を作るということ
です。
自らの価値を確信していれば、
他人がどう行動しようが、他人が何と言おうが、気にならぬというわけです。

逆に他人の目が気になる人は、
自尊心が足りないということだそうです。

海外の思想家の言葉は、
スパッと言い切る感じで、私は好きですね。

20130204読書の方法

写真は朝のコメダコーヒーです。

[SE;KICHI]
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Author:kkseishin
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