思えば遠くへ来たもんだ
子供のころ、近所には京阪電車が走っていて、
私はそれが大好きでした。
まるでガチャピンのような黄緑の電車を、
藤井医院の手前の公園で何時間も眺めていたものでした。
数分おきという頻度で通過するため、
いま思えば車輪やレールが磨耗するのでしょう、
鉄の擦れる独特の匂いが、情景とともに、
記憶に焼き付いています。
たまに、ムックのような赤い電車が通ることがありました。
「テレビカー」という、テレビを搭載した特急列車で、
それが来ると嬉しかったものです。

©Yokochan
最寄り駅の駅員さんに
「大きくなったら京阪電車に入りたいねん!」
と言ったところ、
「給料安いから止めときや」と言われたのを覚えています。
さて、先日、誘われて、5年ぶりくらいで映画を観ました。
『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』

12月3日公開なんですが、
富山にある富山地方鉄道の運転士が主人公ということで、
富山では先行公開されています。
普段は映画を観ない私ですので、映画自体の良し悪しは分かりません。
ただ、こんな私でも、
家族の問題や健康の問題などについては、それなりに、
人並みくらいには思うこともありますし、
公開前に小説を読んでいたこともあって、
感情移入はしやすいものでした。
そして、映画で私が印象的だったのが
「テレビカー」でした。
実は、前述の「テレビカー」ですが、京阪電車を引退した車輌が、
富山地方鉄道で余生を送っているのです。
この映画にも出演していました。
「テレビカー」の健在を見て、とても懐かしく、
なんというか、
遠くまで来てしまった自分を思ったのでした。
[SE;KICHI]
私はそれが大好きでした。
まるでガチャピンのような黄緑の電車を、
藤井医院の手前の公園で何時間も眺めていたものでした。
数分おきという頻度で通過するため、
いま思えば車輪やレールが磨耗するのでしょう、
鉄の擦れる独特の匂いが、情景とともに、
記憶に焼き付いています。
たまに、ムックのような赤い電車が通ることがありました。
「テレビカー」という、テレビを搭載した特急列車で、
それが来ると嬉しかったものです。

©Yokochan
最寄り駅の駅員さんに
「大きくなったら京阪電車に入りたいねん!」
と言ったところ、
「給料安いから止めときや」と言われたのを覚えています。
さて、先日、誘われて、5年ぶりくらいで映画を観ました。
『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』

12月3日公開なんですが、
富山にある富山地方鉄道の運転士が主人公ということで、
富山では先行公開されています。
普段は映画を観ない私ですので、映画自体の良し悪しは分かりません。
ただ、こんな私でも、
家族の問題や健康の問題などについては、それなりに、
人並みくらいには思うこともありますし、
公開前に小説を読んでいたこともあって、
感情移入はしやすいものでした。
そして、映画で私が印象的だったのが
「テレビカー」でした。
実は、前述の「テレビカー」ですが、京阪電車を引退した車輌が、
富山地方鉄道で余生を送っているのです。
この映画にも出演していました。
「テレビカー」の健在を見て、とても懐かしく、
なんというか、
遠くまで来てしまった自分を思ったのでした。
[SE;KICHI]
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