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箱とともに去りぬ

泉ピン子だったか名取裕子だったかが主演の2時間ドラマで、
主人公が清掃員に扮して病院だったかホテルだったかへ潜入し、
脱税やらそれに関連した殺人事件を嗅ぎまわるという話がありました。
なにしろ、主人公は清掃員に扮しているわけなので、
窮地に陥った際には清掃用のワゴンに身を隠して脱出するのですが、
ドラマとはいえ、怪しまれずに脱出できているのを見て、
いくらなんでもそんなことがあるか!と突っ込んだわけですが、
いやぁ、できるもんなのですね。

年末、日産のカルロス・ゴーン前会長が劇的に国外逃亡しました。
それも、“楽器の箱に潜んで”などという、
まるでルパン三世のような脱出劇で、それなりに愉快です。
一方で、今年はオリンピックだというのに出入国管理がそんな脆弱さで大丈夫なのかとは思いますが。

というわけで、Ghone is gone.
彼は、もう日本には帰ってくることはないでしょう。
というか、国際手配されているので、レバノンからも出ないかもしれません。
そういう意味でレバノンは安全地帯ですから、
日本から法相をはじめ識者が彼を非難する発言をしていますが、
逃げおおせた彼にとっては負け犬の遠吠え
ルパンを取り逃がした銭形警部が何を言っても無意味なのと同じように。

ところで、私、これら負け犬の遠吠えを含め、
このところのゴーン氏に関する報道に、少し違和感を感じるのです。

そもそも、ゴーン氏について、東京地検に逮捕されて以来、
“金の亡者”と決めつける、人格否定のような報道が続いていました。
確かに、自業自得な面もあるとは思うのです。
日産の社長として20年も君臨しているうち、
天狗のようになっていったことは事実でしょう。
したがって、彼自身にも反省すべき点はあると思います。

しかし、その“罪状”を、私は疑っています。
いや、おそらく、一定の犯罪性はあると思うのですが、
電波ジャックのようにそればかりを報道するのはどうなのでしょう。
それほどの重罪なのでしょうか。
 
まず、50億円相当の役員報酬を有価証券報告書に記載しなかった容疑。
ゴーン氏側は、退職後の支払いの約束を記載する必要はないと反論しましたが、
確かに、その時点で受け取る報酬ではなく、
日産の業績次第では支払われないこともありうるのですから、
私は、その未記載が違法かどうかは微妙だと感じます。

それから、私的な投資損失を日産に付け替え、
日産から16億円を流出させたという容疑。
たぶん、日産の信用を担保に借入したのは事実でしょう。
しかし、ゴーン氏が「日産に実損はない」と説明しているとおり、
実際のところ、実損がないどころか、
日産が損失を計上する前に、ゴーン氏の資産管理会社に再移転されており、
もしかしたら、日産は損失すら認識できていなかったかもしれません。

そして、知人のサウジ人実業家に約16億円を不正送金した容疑。
それも痕跡から、送金自体は事実であると思いますが、
そもそも、この容疑は、
「実質的な仕事をしていない知人に、日産をだまして大金を送り、
いずれ自らの懐に入れようと画策した」という意味でしょうが、
ゴーン氏が、そのようなリスキーなことをするとは思えません。
実際、ゴーン氏は、「サウジ政府や王族へのロビー活動の対価だ」と、
その正当性を主張しています。

つまり、私が思うに、ゴーンさん、そんなに悪くないと思うのです。
確かに、一定の犯罪性はあるのかもしれませんが、
本人は違法性を認識しながら犯罪に手を染めたのではなく、
大まじめに問題ないと信じて行動した結果、こうなったのだと思うのです。

検察だって、送金先とされるサウジ人に事情聴取すらしていないようですし、
実際にはそこまで犯罪性が高いとはみていなかった可能性が高いですよね。

日本は昨年の今頃、ゴーン氏逮捕の報道が流れ、
「ゴーン叩き」に沸いていました。
しかし、よくは知らぬ人物を叩くって、どういうことなのでしょうか。
おそらく、そもそも人相がよくないところに持ってきて、
高額な報酬を手にしているということで、
庶民による、「どうせ悪いことしてるんじゃないの」という、
結局のところ、単なる嫉妬がベースにあったのではないかと思うのです。

この、単なる嫉妬というのは、日本人の得意技です。
日本人は、莫大な富を稼ぐ成功者を否定する考え方が強いのだと思います。
ひと昔前までは、「お金の話は、はしたない」という価値観もありました。
しかし、私は、これは資本主義の精神に反していると思うのです。
私は、やはり、価値のある仕事をした人は、「富を手に入れるべき」だと思います。
この、「富を手に入れるべき」は、「富を手に入れてもよい」とは違います。
価値ある仕事をした証拠として、富を手に入れた者はそのさまを見せる、
それを見た者は自らもそうあろうと願い、己を鼓舞し、成功者から学ぶ。
それが健全な資本主義の構造であり、
これを営々と積み重ねて経済が繁栄してきたのでしょう。
確かに犯罪は裁かれるべきですし、
スパイ大作戦のように密かに出国したことも正しいとは言えませんが、
努力して富を得る人を引きずり下ろす社会は、
マルクスやエンゲルスの世界と一緒ではないでしょうか。


だいたい、正月早々、
一時的にでも各局のワイドショーで一斉にゴーン氏逃亡を報道していましたが、
それはそんなに大事なニュースなんでしょうか。
少なくとも私は、ゴーン氏から迷惑をかけられたことは、ありません。
ましてや親戚でも縁者でもないので、
基本的に、彼のニュースは、私には関係のないニュースです。
「記者会見で、ゴーン氏、何を語る?」とか盛り上がっていましたが、
多くの日本人にとって、自身とは影響のないことでしょう。
……と、私は思うのですが、義憤に駆られるのかなんなのか、
ゴーン氏を批判する人の多いこと、多いこと。

関係のないニュースには、黙っとけよ!と思うのです。
関係ないのにしゃしゃり出てきて怒る人、多すぎます。
「あんな強欲な人、許せない」という評論家的発言は、
結局のところ、社会正義と見せかけて、
「自分は嫉妬しています」と触れ回っているようなものです。
それはそれで、恥ずかしくないですか?

[SE;KICHI]
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退職代行

この冬は雪が降らず、穏やかな天候が続きますね。
お正月にも雪が降らなかったので、お正月らしさを感じませんでした。
年末年始に、海外へ行ったり、故郷へ帰省したりと、
大移動されている方をTVで横目に、近場でウロウロ過ごした我が家です。

年始は実家に集まるのが恒例となっていまして、今年も集合が掛かりました。
母親が元気な頃は、母から号令が掛かり実家に集まっていましたが、
昨年からは、兄がその役割を継いでくれています。

呼ぶ側は、迎える準備や後片付けに騒がなければいけないので大変です。
それなのに、兄と一緒に迎えてくれる義姉には、
心からありがたいですし、頭が下がります。
最近は、甥のお嫁さんも参加してくれ、賑やかな集まりとなっています。
この甥は姉の子供なので、お嫁さんにしたら、義母の実家となります。
姉と私、自分たちの義母の実家へ行きたいか? 二人で顔を見合わせました。
甥は可愛がられる女性と結婚できたようです。
そして、皆が集まるそんな家にしてくれている兄一家に感謝です。
あっ、嫁の実家に来てくれるパートナーにも感謝しないとですね。

さて、天候とは違って穏やかではないタイトルとなりましたが、
これは実家の集まりで甥が発した言葉です。
初めて退職代行を見たわ~、と言うのです。
会社に見知らぬ人物が退職届を持ってきたそうです。
以前からブラックな会社とは聞いていましたが、
何がブラックなのか聞いてみました。
離職率が半端じゃなく、数十名いた同期は数名しか残っていないし、
それが毎年同じように繰り返されているそうです。

辞めて行く原因はなんだと思うのかと聞いてみると、
上司からの当たりが強い、高圧的! と一言。
あなたはきつくないの? と聞くと、俺は気にならない! でした。
これまたびっくりな返答でした。
十人十色です。

この退職代行サービス、年初めにもニュースとなっていました。
長期の休みが続いた後は、利用する人が一気に増えるそうです。
退職の理由は、
人間関係で相談できる相手、信頼できる上司がいない
をあげた人が一番多いそうです。
その人達は、その仕事は好き…てことですよね。
残念ですね。
AI時代となったらこのような悩みは無くなるのでしょうか。

最後に話は変わりますが、
ノザキのコンビーフ缶がリニューアルするそうですね。
巻取り式のあのタイプ苦手でした。
ピンにクルクルと斜めに巻き取ってしまいます。
きっと性格が斜めっているせいかもしれません。

ノザキのコンビーフ缶
https://www.fnn.jp/posts/00049803HDK/202001151753_FNNjpeditorsroom_HDK

[fu~ma]

National Anthem 3

番外編です。

ワールドカップの喧騒から、もう年の瀬です。
流行語大賞には、
ジェイミージャパンが掲げたスローガン「ONE TEAM」が選ばれましたね。
私もまさかそんなに!?とまで思いましたが。

かなり前から、史上初アジア開催、しかも日本で2019年に!と言いながら、
「本当に盛り上がるの?」
「ラグビーってどんなのだっけ?」
とか様々言われていまして、
関係者からも心配の声が上がっておりました。
しかしご存知大会前の下馬評を大きく覆した、
素晴らしい大会になったことは以前も話しましたし、ご周知の通りです。

それ故の上記の結果であります。
視聴率50%超えの、国民の半数以上が関心を持ってくれたこと、
そして様々な箇所での応援に、
何をしたわけではありませんが、
元ラガーマンである当方も、
少なからず感動と感謝の念を抱いております。
ありがとうございました。


先日東京でお会いしたお客様ともその話題となりました。
あのスポーツの精神性の素晴らしさに惹かれ、
素人ながら感動したよと言っておられました。
少しだけでしがあのスポーツをやっていたことを、
今になってですが、とても誇らしく思います。
ありがたいです。

前振りがいつも長くて怒られますが、
もう少しだけ国歌についてご使用させて下さい。
前回では伝えきれなかった、誇り高いのがまだありますゆえ…。

①アイルランド(国歌?)

今大会、世界ランク2位たる最大の強敵として臨んだアイルランドに、
日本は歴史的大金星を挙げました。
だがそれは奇跡的ではなく、必然的なプレーが結実した数々でしたのです。
(長いので割愛です。)

ラグビーアイルランド代表が歌うのは、
アイルランズ・コール「Ireland's Call」です。

https://youtu.be/U58tjr9IYHs

これは正確には国歌ではありません。
ラグビーの為に作られた、ラグビーアンセムと言って良いでしょう。
アイルランドは、ラグビーの世界ではひとつの国となります。
これはイギリスが4ヵ国でグレートブリテンを形成していて、
その中の北アイルランドと、
同じ島ですが、南方の別の国であるアイルランド共和国から構成される、
という意味です。

最近テレビで池上彰氏が取り上げるぐらい、皆にも知られていますが、
かつて宗教間対立、民族独立の歴史によって、
19世紀初頭の独立戦争を端に、60年代の紛争含め多くの血が流れ、
分断されてしまった悲しき過去があります。
しかし分断前から、アイルランドラグビー協会(IRFU)が存在していたため、
諍いなど関せず、まとまりを持ち続けました。
サッカー協会とは違って、別々のチームではなく、
今も民族の融和の象徴として絶大な人気を得ています。

共和国であるので、
共和国の国歌、兵士の歌「Amhran na bhFiann」を歌っていましたが、
別の国、北アイルランドとの問題も踏まえ、1995年に新たに作られ、
95年大会から今まで歌われ続けているというわけです。

なので、ワールドカップやアウェイでの試合ではこの歌のみ歌いますが、
ホームでの試合になった場合、両方歌うという特殊な状況になるのです。
(ちょっと長くなるので、尺取すぎやろ?って感じになりますが…理由あってのことです。)

やはりこの人たちも、アツい思いで歌っているのが、
歴史を考えるとよく分かります。


魂のラグビーと比喩されるほど、
愚直、真面目なプレーで世界を魅了してきたアイルランドです。
まさにアイルランド魂溢れる、アツい歌が心を打つのでしょうか。
ホームだと生演奏でもあるし、良いですね。

②フランス国歌

知らない人、いないでしょう!
有名過ぎますよね。

タイトルこそ出てこなくても、メロディーぐらい一度は聞いたことあると思います。
それはラ・マルセイエーズ「La Marseillaise」です。

https://youtu.be/UDkUZ2AdXZI

2011年大会の決勝戦です。
前回ご紹介のニュージーランドとのつながりですが、
改めて見るとあまりにも対照的です。

フランス革命時のマルセイユ地方の兵隊の歌であり、
国民にとっても馴染みのある未だに歌われている、明るい曲です。
もともと、主君を倒せ!という過激な歌詞であったために、
未だそのメロディーの歌を歌っていることから、
世界的に批判も浴びることがある曲だったりしますが、
今は歌詞を変えられて歌われています。

ラグビーフランス代表は、かつて世界最強のスクラム大国として名を馳せました。
それもあって、ワールドカップでも、幾度も決勝に進出してきた、
下馬評を覆すダークホースです。
なのにいつも優勝に一歩届かず、
今回もギリギリのところで準決勝には上がれませんでしたが、
力のあるチームであるのは間違いなく、次回大会のホスト国です。

③イタリア国歌

変わり種といったところでしょうか、でも私は好きなんです。
イタリア国歌は、マメーリの賛歌「Inno di Mameli」です。

https://www.youtube.com/watch?v=NAZ7iFji2s4

あの高名なオペラ王のヴェルディが編曲した曲です。
(日本でも有名な方です。)
国歌としては、とても明るく、そして楽しい曲調です。
何というか、イタリア人の気質というか、上手く表しているなと感じます。

実はこの歌、できたのも19世紀と最近で、歌われ始めたのも70年近く前、
そして正式に国歌として制定されたのもなんと2017年!?の年末です。
これにはびっくりしましたが、歌も5番まであって結構長いんですよ。
それでも、私の中の国家像を大きく変えたものです。

サッカーはご存知、2006年ワールドカップでは世界一に輝くなど、強豪ですが、
ラグビーはいまひとつというイメージがあります。
欧州6ヵ国対抗戦である、ヨーロッパラグビーの最高峰大会、
シックス・ネーションズ
(イングランド・ウェールズ・スコットランド・アイルランド・フランス・イタリア)においても、
最後に加わったまだ発展途上の国ではあります。
それでも日本代表からは強豪国として扱われ、
最近まで勝てなかったチームであります。

特に今大会で代表を引退した、
スキンヘッドの主将、セルジオ・パリセは世界的No.8として、
個人としては非常に高いスキルと評価を持つ選手で、
なんとワールドカップに5大会連続出場という、まさに生きる伝説です。

セルジオ・パリセ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA%E3%82%BB

彼が昔から好きだったこともあり、今ワールドカップのイタリア戦は全部観ました。
他にも成長著しい選手は結構いまして、日本同様、これからが楽しみなチームです。

☆ロシア国歌

日本が初戦を戦い白星を掴んだ、まだ格下ではあるロシア代表の国歌は、
「祖国は我らのために」という曲です。
これはかつてロシアが、ソ連だった時代の曲をベースにしています。
曲名も変わっていません。

ソ連時代、スターリンのもと、
セルゲイ・ミハルコフという児童文学者が歌詞を書きました。
その勇壮な曲調と共産主義の勝利を称えた内容が、
冷戦敵対国アメリカにも勝る尊大さを兼ねているとして、人々から愛されておりました。
ソ連崩壊後、初代大統領のエリツィンが新しい国歌を採用するも、
歌詞もなく、アメリカにも劣るとして、
議会や国民から元の国歌に戻せと声が上がりました。
これに新しく大統領となったプーチンが、強いロシアを掲げて民衆の心を掴むべく、
もうかなりなおじいちゃんになるミハルコフに歌詞の変更を依頼して、
国歌法のもと2001年に制定しました。
国外からはソ連の復活だとか危惧されていますが、
かつての強いイメージが戻ったと国民から広く支持され、
法律によりテレビやラジオで1日に2回は流すことが義務付けられているほどです。
建国記念式典など、様々なイベントでの演奏もかなり力の入っている圧巻ぶりです。
(検索するとなかなか迫力が有ります。)


https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=tHNcAZYPY_E&feature=emb_logo

ロシア代表の映像ではなく、ソ連時代の歌詞で、
映画「ロッキー 4」の宿敵イワン・ドラゴと対決するシーンで使用されたのが、
私にとって、とても印象的です。
もちろん設定上、モスクワでの試合なので、
観衆の盛り上がり、曲が流れたときの一斉に立つ姿、
雰囲気は完全に異様なまでにナショナリズムを感じる表現がなされています。
これは製作側が、冷戦時の敵対国で、
よく分からないソ連の暗いイメージを表現した1幕でありますが、
(対してアメリカを表す明るいシーンがあります。)

相手を知らないからと疑って、ここまでやるのかと思う、考えさせられるシーンです。
映画の中でも登場人物が言っていましたが、
同じ人間なのに、なぜそちらは正義で、
こちらは悪と決めつけるのか?
と。
両国融和の風潮の時代をそれから迎えていく中にあって、
スタローンが伝えたかったことは、それを考えさせることにあったと言われます。

話は大きくずれましたが、そんな感じでいろいろある曲です。

ここの載りきらない、様々な国歌があります。
どの国も、歴史と人の思いが溢れており、
まだ言い足りないことがたくさんありますが、ここまでにしておきます。

まさかラグビーからここまでくるとは、自分でも驚いております。

[K.K]

National Anthem 2

最高に日本中が盛り上がりましたね、
ラグビーワールドカップ、日本代表我らのジャパン!
桜の戦士達、あの大激闘をよく闘ってくれました!

特に2戦目のアイルランド戦からあげた大金星は、
私自身現地で観戦し、歴史が変わった瞬間の目撃者となりました。
間違いなく、大会のフレーズにもある、
一生に一度の感動を味わいました。
あれはスポーツ枠を超えたエンターテインメントです!
(これに至るまで、支えてくれた全ての人に感謝です。)

第2戦アイルランド戦

その後も勝ち続け、日本中に一大ムーブメントを巻き起こしてくれました。
元ラガーマンとして、これほどの空気感と熱量、大躍進は嬉しい限りです。
かつての時代を知っているだけに、信じられません。

それだけに、やはり結果を出していかなければ、
人から評価もしてもらえない厳しさも感じました。
仕事においてもそうですが、頑張ったね、だけでは通じない。
(人気も出なかったのは、勝てなかったから。)
スポーツは勝敗がはっきりするものですから尚更、現実世界も同じだと。
(誰かを蹴落とすといった話ではなく、弱い自分と向き合い、自らの目標を目指して挑戦し、殻を破って成長していくことです。)

「勝利は幸福であり、敗北は不幸である。だからこそ正義は勝たねばならない。
勝ってこその正義であり、正義を満天下に示す為には勝たなければいけない。」
インドの革命家の言葉にもあります。
善悪の話ではありませんが、要旨は間違ってはいないと思います。
だからこそ勝つ為の努力と志を高く持ち、
立ち向かっていくことが大事だと思います。

初のベスト8進出
https://www.google.com/amp/s/www.tv-tokyo.co.jp/sports/smp/articles/2019/10/006702_amp.html

確かに試合には負けてしまったかもしれない。
けれども、彼らはその目標の為に努力を続け、目標達成という結果を出した。
彼らは彼らの目標に対して勝利したのです。
多くの人が、結果もそうですが、その姿に感動をしたというのではないでしょうか。


さらに進んで一考してみると、
それは勝ち負けだけではない。

共に観戦した知人が漏らしてましたが、
「単にワールドカップの良い試合を楽しむだけというのは三流かなあ?
踏みこんで、そらに至るプロセスや精神性、
メンバーの裏話やドラマなどに感動し、心動いたというのは二流だろうね。
更に掘り下げ、彼らが見せてくれた勇気ある姿から、
次は自分の舞台でどう戦うのか!?と奮起するのことが一流なのでは?
大切なことは、自らの壁や目標に向かって挑み続けること。
彼らが見せてくれたように、次は私達の番。
それぞれの舞台で、戦い、そして乗り越え勝利を掴むことではないだろうか?」
全くその通りだと感じます。

南アとの終戦から、どこか落ち着いた気もしてましたが、
まだ終わってなかったのです!笑
そこからが本番、世界最強の超人類達が凌ぎを削り、
頂点を決める大事な大事な大一番だったんです。

ウェブ・エリス・カップ
https://www.google.com/amp/s/s.cyclestyle.net/article/img/2018/08/28/66737/302370.amp.html

準決勝のイングランド対ニュージーランドは、
かのエディージョーンズ率いるイングランドが終始黒衣軍団を圧倒し決勝に進出。
驚きの連続と共に、ラグビー発祥の地である北半球に、
ウェブ・エリス・カップを持ち帰って欲しかった私にとっては楽しみな展開でした。
日本をやっつけた南アフリカ対ウェールズは、ワールドカップらしい、
何が起きるか分からない死闘を見せてくれました。
本当に素晴らしかった!
そして決勝は皆さまも知っての通り、
その南アフリカが12年ぶり3度目の優勝を果たしました。
試合以上に、選手、監督、観戦者ほか全ての関係者が互いに感謝し称えあえる、
記録や記憶にも残る素晴らしい大会となりました。

南アフリカの3度目の優勝
https://spread-sports.jp/archives/35867

この日本で、これが行われたことこそ、一生に一度。
世界40億人以上が一度にこの試合、そしてこの日本を見たんですから、
様々な意味で素晴らしい機会だったのです。

次は2023年のフランス大会で、既に大会は動いています。
日本もまだまだこれからです、今からとても楽しみです。

話は変わりますが、そのイングランドとニュージーランドの試合で、
試合前のハカに対してイングランドがV字で体系をとり、
罰金処分とされたと話題になっておりましたが、
やはり試合前の精神的世界における戦いは、国歌にあると言えます。
先述のように、国歌は選手たちが、
それぞれの思いを持って臨む大切な時間であります。
ここで私の好きな国歌をいくつかご紹介したいと思います。

① ニュージーランド国歌
この国の国歌は、
“神よ、ニュージーランドを守り給え”「God Defend New Zealand」です。
イギリス統治の英語と、原住民族マオリ族のマオリ語が混ざった歌詞です。
とても美しい讃美歌のような歌であり、激しいハカのそれとは対を為します。
これは歴史的にも融和の象徴であり、
オランダや大英帝国時代の侵略の歴史などを感じさせない、
国民が一体となる曲のひとつでしょう。


https://www.youtube.com/watch?v=mhCgcZ0efAA&feature=youtu.be

坂本龍一にプロデュースされ、
日本でも有名になった、同国出身のヘイリーが歌うこの2011年大会決勝、
高校生の頃リアルタイムで観ていた私は、とても深い感動を受け、
ニュージーランドに行って短期のラグビー留学をしたい。とさえ思うほどでした。
(ただの夢物語でしたが。)
一度聴くと忘れられない曲です。
国民全員が気持ちよく歌っている姿、羨ましいと思うほどです。
ハカも大事ですが、これを歌うことも気持ちを高める為に大切なのです。

②南アフリカ国歌
既に多くの方が聴かれている曲ですね。
映画「インビクタス/負けざるものたち」にも詳しく出ていました、
「Nkosi Sikelel' iAfrika」、”神よ、アフリカに祝福を”です。
5つもの言語(コサ語・ズールー語・ソト語・アフリカーンス語・英語)からなる国歌で、
説明不要の大偉人ネルソン・マンデラ大統領が、
かのアパルトヘイトからの民族和解や協調の象徴として、新しく作り直したものです。


https://www.youtube.com/watch?v=Dtg_KtjrIV8

これは南アフリカ国内で行われたテストマッチでのものですが、
日本でもおなじみの選手や監督が、驚くほど真剣に心から歌っています。
皆涙をこらえていますが、
国を背負って大舞台に立つ重圧と誇り、様々なことを感じてだと思います。
見てるこっちまで、アツく胸に迫るものがあります。
日本ではそういったものがあまりないため、
これを見た時はそこまでか!と衝撃を受けました。
言葉人種は違えども、ひとつになれるものだと教えてくれます。
南アフリカの歴史を知っているだけに、
今大会の活躍も相まって、涙なしでは見れません。
この歌に関して少し気になる方はぜひこれも見てみてください。

https://www.mag2.com/p/news/420466

③ウェールズ国歌
私の中では一番素敵な国歌であると思っているものです。
グレートブリテンを構成するこの国の国歌は、
“我が父祖の土地”、「Land of My Fathers」です。
美しい自然やアーサー王にまつわる古城や文化、
綺麗な水から作られるウイスキーなど、ウェールズは歴史ある国です。
しかしイギリスに統一されてからも独自の民族意識が強く、
ケルト文化を色濃く残している国ですので、歌詞はウェールズ語です。
国歌自体出来たのは歴史が浅いのですが、
その讃美歌のような音色から流れる壮大な曲調は、
永く旧いウェールズの歴史を表現するのに十分なものだと思います。


https://www.youtube.com/watch?v=NBpQqQ87JOg

この映像は世界的に有名な選手で、
日本でも活躍したシェーン・ウィリアムズの代表引退戦での一幕です。
ウェールズの伝説的存在である彼の引退試合には、多くの人が駆け付け、
この最後の国歌で涙をこらえきれなかったのでしょう、感極まっていますね。
なんというか、このメロディーとこのシーン、
もうずるいです。笑
まあ、どれをみても、ウェールズ国歌だけはウルっときます。
自分もこの国で生まれていたら、きっと思いっきり歌っただろうに!と思っています。

日本は”君が代”ひとつで、様々物議を醸していますが、どうでしょう。
捉え方は様々あるとして、それはそれでいいと思いますが、
海外の国歌は日本ほど暗いイメージの曲(歌詞は別)は少なく、
どちらかと言うと明るいのが多い気もします。
またそのように捉えて、
誇りをもって気持ちよく歌っていることが分かります。

今大会も試合のみならず、ここでも沸かせてくれました。
ホント、一生に一度でした。
感動の数々をありがとうございました。

[K.K]

アタマ、おかしくないですか?

いや、スゴかったですね、台風19号。
ここ富山では、私の家の塀が風で飛んで行ってしまったくらいで、
そんなに目立った被害はありませんでしたが、
お隣の長野県では千曲川が決壊して、大きな被害に見舞われました。
自分のことだけを言うなら、北陸新幹線が120輌も水没してしまい、
首都圏と北陸とを結ぶ動線への影響を懸念しています。

そんななか、とても気になるニュースがありましたね。
安倍首相も言及されていましたが、
東京都台東区が避難所を訪れたホームレスの男性2人に対し、
職員がその受け入れを拒否したという話です。

彼らホームレスがTVなどを視聴できる環境だったかどうか知りませんが、
今回の台風では、盛んに「命を守る行動をとりなさい」と呼びかけられていました。
誰に対してかって、全員に対してです。
それが、いざ避難所に行ってみたら、「オマエらはダメだ」と。

アタマ、おかしくないですか?

いや、いろいろ複雑な感情があることは鈍感な私にも分かります。
そういう人を避難所に受け入れて衛生面は大丈夫なのかとか、
彼らが、避難している人の金品に手を付けたりはしまいかとか、
おおよそ非ホームレスの側からの不安があることは理解できなくはありません。

しかし、私を含め、多くの日本人は、学校で習ったと思うのですが。
困っている人を見たら助けましょうと。
今回のニュース、子供たちに聞かれたらなんて答えるんですかね。
「彼らは別なんだよ」とでもいうのでしょうか。
なんで? 納税してないから?
だとすれば、命は平等だなんて、汚れた大人の嘘ですよね。

そして、これら避難拒否の事実以上に私が驚いたのが、
このニュースが報道された後のネット上での〝賛否〟を含めた反応です。
私には、このような「生命は等しく大切か」というテーマのことに対し、
賛否両論が湧き起こること自体、意外に感じました。
時折、誤った義憤に駆られて障害者施設を襲撃する者が現れますが、
その事件が報道された際には「生命は大事」という論調で埋め尽くされるのに、
いざ、今回のように弱者が助けを乞う場面では手を貸さない。
人間の奥底にある意地の悪さを感じ、ゾッとします。

そういえば、今回の台風では多摩川も氾濫し、
人気エリアとして知られる武蔵小杉が大規模な浸水に見舞われ、
タワーマンションが停電したり断水したりしたようですが、
そのことが報道されると、Twitterなどで、
「武蔵小杉、調子に乗ってるから天罰が下った」とか、
「武蔵小杉のタワマン買った人ざまあが見れたからよかった」とか、
他人の被災をあざ笑うという現象が多発しました。

アタマ、おかしくないですか?

武蔵小杉は、私が東京に住んでいたころはそれほどの街ではありませんでしたが、
10年ほど前に横須賀線の駅ができてから激変したようで、
いまでは比較的裕福な子育てファミリーに人気の街と聞いています。
彼らの水害を「ざまあ」と笑う者は、嫉妬しているのでしょうか。

なぜ、ここまで特定の被災者を叩くのでしょう。
結局、ホームレスや武蔵小杉の住人を、
自分たちと同じ人種ではなく「不快な別人種」とみなしているということでしょう。
それって、かつての部落差別のような、選民思想なのではないのでしょうか。

人間、さまざまな比較のなかで生きていると言います。
収入の多寡、ルックスの良し悪し、住んでいる家の価値、自身の学歴や職業、
両親の学歴や職業、持っているクルマの車種、配偶者の社会的地位など、
挙げたらキリがありません。
そもそも、他者と比較して何になるというのでしょうか。
他人と比較して、自分が上位にいると感じることで安心したいのでしょうか。
そして、「他人の不幸は蜜の味」と言いますが、
自分より上位にいた者が、不幸な出来事で下位に落ちることを、
心の底では願っているのでしょうか。

アタマ、おかしくないですか?

仮にそうだとしても、災害時は助け合いたいものです。

私は、年齢、性別、職業、住所から、納税額やローンの有無に至るまで、
国民にもいろいろな人がいるだろうけれども、
守るべき生命は各人にひとつずつで非難する権利があると思うし、
どこの住民でも、自宅が被災したら生活に困ることは一緒だと思うのです。
それは普通の感覚だと思っていたので、
ネット上に、ホームレスの避難受け入れ拒否に肯定的な意見や、
特定の住所の人に対する「ざまあみろ」的な発言が溢れていることに対し、
ちょっと、驚きの念を禁じ得ません。

私は、決して聖人君子というわけではありません。
しかし、目の前に困っている人がいいたら助けるというのが、
本能に近いものではないかと思うのです。
繰り返しますが、子供たちに聞かれたらなんて答えるんですか。
生命は平等ではないんだよって、胸を張って言えるんでしょうか。

甘いでしょうか。

[SE;KICHI]
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