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魅力の昭和~中森明菜③~

「スローモーションをもう一度」という漫画をご存知でしょうか?
これは青年向け雑誌“週刊ビッグコミックスピリッツ”で、
2018年まで連載をしていた漫画です。
漫画は好きですが、この週刊誌は見ていませんでした。
私が本作品を知ったのは、自宅付近にある大型書店のレジ前に、
大々的にスタッフおススメコーナーとして展示してあり、
表紙にある“聖子ちゃんカット”の女の子に目が行ったことです。
どうやら作者の加納結衣さんという方が富山県出身で同郷らしく、
サインまで置いてありましたので、余計に気になりついつい買ってしまいました。

スローモーションをもう一度
https://www.higopage.com/wp/2018/05/slow-motion/

いわゆる“リア充”と呼ばれるイケメンな現代の高校生主人公が、
実は古い80年代の“古き良き趣味”を隠し持っていて、
周りの現代っ子の友人たちには話せないでいました。
ある時、クラスで地味目でもの静かなヒロインの子が、
共通の“古き良き趣味”を持っていたことを知り、
仲を深めていくというラブストーリー。
なぜか主人公の気持ちが分かる気がして共感したのか、
結局全巻集めてしまいました。笑
そしてなんといっても、その中で多数出てくるポップカルチャーの数々!
(ある世代が見れば懐かしいのオンパレードです。私は知らないので毎度ググってました。)

主人公やヒロインからは“花の82年組”や他の様々なアイドルなどの名前が登場し、
各話のサブタイトルが必ずヒット曲名。
グッズやアイテムも古い。
母親にも見せてみましたが、懐かしいと大喜びしていました。

もちろん、我らが中森明菜も最初から最後まで登場します。
そう!この作品のタイトルは、彼女のあのデビュー曲のタイトルからであり、
あの曲の歌詞の内容が、この物語のひとつの伏線回収として終焉へと繋がります。
詳しくは見てほしいと思います。
昭和を生きた、
特に80年代に青春を過ごしたあなたには、
とても面白いはず・・・。


漫画の紹介からはじまってしまいましたが、前回の続きです。

~中期編~(後半)

10. 飾りじゃないのよ涙は


あまりにも有名、10枚目シングルにしてついに大御所井上陽水を味方につけ、
楽曲提供させた曲です。
売り上げとしては歴代3位、認知度もかなり高く、話題になりました。
(先日私のお客様の懇親会に参加した際カラオケで歌わせて頂きましたが、十八番という人が何人もいて笑いました。)
陽水らしい中性的な歌詞と忘れられないフレーズが良いですよね。
また明菜自身、この頃アイドルから一アーティストへ、
雰囲気が変わる転換期と言えるでしょう。
(母親が言っていましたが、当時明菜が絶頂期故か、作ってもらった陽水に対してもロクに挨拶しなくなるほど傲慢になっていたのだとか。本当でしょうか。笑)
この映像は陽水とその弟子でもある安全地帯の玉置浩二との貴重な共演です。
こちらも彼女を語る上で絶対に外せない曲です。

飾りじゃないのよ涙は 
https://www.amazon.co.jp/%E9%A3%BE%E3%82%8A%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%82%88%E6%B6%99%E3%81%AF/dp/B00B96TC7Q
https://www.youtube.com/watch?v=I6SkVmWK1qc


11. ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕

あまりにも有名です、説明不要です!
でもやはり出だしが聞こえない!笑
ついに頂点を極めた、初の日本レコード大賞(1985年)を獲得した曲です。
(受賞時の涙は嘘の涙など批判もされましたが、聖子ちゃんといい彼女といい、活躍する人はいつの時代も妬まれてしまうのでしょうか。)
その他数々の賞を総なめにしたこの年の顔であるがごとく楽曲で、
南国風のリズムと彼女の衣装が印象的な、もはやアーティストとして大成している、
まさに脂が乗り切った絶頂期です。
作詞の康珍化は北ウイング以来の参加となり、
この後も様々な有名曲を世に送り出しています。
一つの時代を表すに十分な力を持った曲でしょう。
この頃が懐かしいと、両親はこの曲を聴いて目を細めます。

ミ・アモーレ 
https://ameblo.jp/idol80s/entry-11741364250.html
https://www.youtube.com/watch?v=lFFevwgJ1tM


11(b). 赤い鳥逃げた

笑ってしまいます。
前シングルの同じ曲ながらタイトルも歌詞も違うちょっと変わった曲ですね。
製作当時、この曲が先に書き上げられましたが、
なんか違うということで書き直したのがミ・アモーレ。
その後12インチシングルレコードが世に出回るタイミングで、
せっかくだし、かつレコ大取ったミ・アモーレと同じ曲だし、
一度没になったこれも復活させようということで出たのがこれ。
初めて聴いた時は驚いた共に、
こんなこともできる余裕がある時代だったのだと感心しました。

赤い鳥逃げた 
https://coconutsdisk.com/ekoda/?p=24941
https://www.youtube.com/watch?v=BIxUb1M5N1k


12. SAND BEIGE -砂漠へ-

アナ~アウィズ アロ~ホナ~イル~♪のフレーズが特徴的な、
エジプトというか、アラビアン雰囲気が満載な曲です。
エスニック感といいますか、
ミ・アモーレからこの後にも続く異国情緒あふれるシリーズの代表曲です。
ベストテンでも初回1位という安定感、流石です。
(珍しく私の母も好きだったらしい?です。)

SAND BEIGE 
https://minkara.carview.co.jp/userid/744073/blog/37745801/
https://www.youtube.com/watch?v=upFSJLg2MfY


13. SOLITUDE

ついに!とばかり話していますが、
あの有名な湯川れい子が歌詞、
そしてゴダイゴのタケカワユキヒデが作曲を手掛けた曲となりました。
今までの曲とは雰囲気が一気に変わりました。
都会的な女性をイメージされているそうですが、
歌詞と相まって明菜の魅力を新しいものへと昇華させています。
かのマツコ・デラックスも大好きと太鼓判を押す、隠れた名曲と言えるでしょう。

 
http://kajiyan-net2.blog.jp/archives/52072934.html
https://www.youtube.com/watch?v=gixtRe2OeRA


14. DESIRE-情熱

この国には、中森明菜と言えばこの曲と思っている人が9割でしょう。
と言えるほど、説明不要でご周知の通りの超看板曲ですよね。
女性初の2年連続レコード大賞を獲得したこの曲は、
まさに中森明菜絶頂期、頂点を極めたまさにそれです。
歌詞もあの阿木煬子が手掛け、なるべく大音量で聞くようにと注釈がついたほど。
もともとはB面のLA BOHÈMEと、逆でB面として発売予定でありましたが、
明菜の強い希望によりA面として発売、見事大ヒットとなったわけです。
当時あまりなかった独特なウィッグ、
和服と洋服の左右非対称の折衷衣装、印象的な振り付けなど、
ほぼ全てをセルフプロデュースしたこの曲は、
様々なアーティストに強烈な印象を与え、
今も人気と影響力を与え続ける不滅の名曲となりました。
女性のか弱い雰囲気を歌った曲ではなく、
力強い本能と心の底から湧き上がる情熱を上手に表現していると思います。
イントロもカッコ良いですし、歌詞もアタマに残るフレーズで覚えやすいです。
(様々映像が残されていますが、個人的にはこの夜のヒットスタジオが昔から印象に残っています。そして後ろで踊っているB・G・Mのバックダンサーの人たち、好きです!(笑) 今何しているのか気になる・・・。演奏するファンタスティックスも、この後度々登場します。)

DESIRE-情熱 
https://www.amazon.co.jp/DESIRE-%E6%83%85%E7%86%B1/dp/B00B99Z0ME
https://www.youtube.com/watch?v=MaMhp6PeOOg


さんざん語ってきましたが、アーティスト中森明菜の本当の魅力はここからです。
それは次回以降またお話しさせて頂きます。
やはり素晴らしいですね~
書きながら改めて思いました。
~続く~

[K.K]
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魅力の昭和~中森明菜②~

前回から時間が空きすぎてしまいました、すみません。
時代は令和になり、ますます昭和というものが遠くなっている気もしますが、
間違いなく今の時代を動かしている大半の方達は昭和生まれだと思いますので、
この内容にいささかの懐かしさみたいなのを感じて頂けるのではと思います。

中森明菜について私が最初に認知したのは少年の頃、
テレビ番組で80年代のヒット曲特集の流れだったとき。
1982年(昭和57年)~からは、
だいたい毎年レベルで彼女のヒット曲が映像で流れますよね。
(昭和○○年と言われますが、私たち平成生まれは西暦で教えられたせいか、そう言われても理解できず西暦に変換したりして落ち着きます。平成〇〇年でさえすぐには出てこない!)

中森明菜③
https://mt-j.info/nakamoriakina-genzai/

十戒やDESIREなんかは特に印象に残っていますが、
それを見た母親が隣で昔は可愛かったのにとか、
好き勝手わがまま放題になっていったとか、
なぜかあまりプラスなことを言わないもんですから、
なんとなくイメージが悪い人という印象でした。
(それに対し、親は松田聖子には同世代もあってか親しみがある印象をもっていたようです。)
そういった環境で生きていた私ですが、
私は、松田聖子の有名で一度は聞いたことがある曲があっても、
あまり印象に残らないというか、好きになれないと言いますか・・・。
その点、明るいイメージが多いの松田聖子より、
徐々にちょっと陰のある明菜ちゃんに傾倒したのだと思います。
(天真爛漫なクラスの人気者より、クラスの隅っこにいる、クールでミステリアスな人に惹かれてしまうあれですよ。)
まあそんな自分のどうでもよい前置きはここまで。
彼女の曲を通して魅力に迫っていきましょう!(笑)
(完全に個人の見解です。彼女についての詳細はWikipediaにもありますので是非そちらで。)

~初期編~(前半)

① スローモーション

言わずと知れた!と言いたいですが、彼女のデビュー曲ですよね。
1982年、伝説の「スター誕生!」を16歳で合格した時の曲です。
あの来生姉弟が最初に彼女のを(というか最初から)手がけたんです・・・!

スローモーション 
https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_1.html
https://www.youtube.com/watch?v=Nita7HADKXM


どうです!?
まずジャケットからしてそうですが、
その後の明菜ちゃんでは考えられないというか、透明感といいますか、
あどけなさが残る可愛らしさですよね。
まだ思春期ゆえかふっくらしてるし、聖子ちゃんカットも相まって、
いかにもこの時代って感じです。
残念ながらヒット曲とはいきませんでしたが、
この後正統派アイドル路線とツッパリ路線を交互に送り出していくうえで、
低い曲調が多い彼女の中で全曲通してキーが高いのは、おそらくこれだけです。
まさに今聞いても信じられないほど新鮮で、重要な原点であると言えます。

② 少女A

これこそ言わずと知れた!と言える曲ですね。
彼女が最初にヒットを飛ばした初期の代表曲で、
このセカンドシングルから彼女の快進撃が始まりました。

少女A
https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_3.html
https://www.youtube.com/watch?v=7YXcKpJvR1k


まだまだ可愛らしいです!
が、これが今日の陰のある中森明菜像を作った最初であり、
ツッパリ路線のスタート。
ブリっ子松田聖子とは正反対、この時点で違いが明らかです。
(歌詞の内容も時代背景を基にしているそうです。)
これはベストテンなどでも紹介されている通り、
発売から徐々に成績を伸ばしていき、
彼女の知名度を大きく高めるのに貢献しています。
またデビュー曲が振るわなかったことから、
積極的に地方に興行へ出向いたことも功を奏し、
今以上に影響が大きかったテレビ出演という露出も、
ここから始まっていきます。
それはまだ芸能界に残っていた、百恵ちゃん(山口百恵)系統復活といいますか、
第2の百恵ちゃんとまで囃されるほどの騒ぎでした。
間違いなく彼女を語る上で絶対に外せない名曲でしょう。
(失礼ながら私、初めて聞いた時は、声というかトーンが低いので何を言っているのか分かりませんでした。笑)

③ セカンド・ラブ

ここで正統派アイドル路線に戻した、バラード調の曲です。
来生姉弟がまた手がけたこの曲、
何といっても切ない歌詞とメロディーが良き。
そして中森明菜本人の表現力が相まって、素晴らしい情緒感を醸し出しています。

セカンド・ラブ
https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_5.html
https://www.youtube.com/watch?v=LoDK0m8BVp8


サードシングルにして、
実は彼女の最大ヒットシングル曲なのです!
(後年の印象的な名曲は様々ありますが、この曲が一番売れています。)
有名な話ですがこの映像の裏話として、ほとんどカメラワークが動かないのは、
明菜ちゃんにカメラマンが見惚れて、仕事を忘れちゃっていたからだそうです。
(まあ可愛らしい弱冠17歳が、こんなにも情緒を込めて歌うんですもんね、そら好きになるわな。)
今ここまでできるアイドルがいるでしょうか?と問いたくなります。

全部書いてると止まりません!笑
長くなってしまいますので、少し端折っていきますね。

④ 1/2の神話

今度はまたツッパリ路線に一気に戻します。
ギターのノイジーなイントロが印象的なロック調の曲です。

1-2の神話
https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_7.html
https://www.youtube.com/watch?v=_ah84LEfl_o


セカンドシングルでも見せた雰囲気を残しつつ、技術面で確実に成長を見せています。
(映像で見る目線とか・・・もです。)
何よりも歌詞が印象的です。
いい加減にして~!とかこんな口調の歌をアイドルが歌うんだ・・・と思いました。
実は結構売れているんです。

⑤ トワイライト-夕暮れ便り-

来生姉弟三度現る、正統派アイドル路線です。
ここらへんでこの流れが定着しましたし、
バラード3作目ともあり、完成度がグッと増しています。

トワイライト-夕暮れ便り-
https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_2.html
https://www.youtube.com/watch?v=TVspenxgewE


ピアノのイントロと彼女の儚げな歌声が美しい、
夕暮れの情景がすぐに浮かんでくるバラードです。

~中期編~(前半)

⑥ 禁区

出ました!あのミッツマングローブも大好きだという曲。
彼(彼女?)、この曲で明菜ちゃんが着ていた衣装を模した召し物を着て、
完璧なモノマネダンスを披露していたのはびっくりしました。笑
歌詞もよく考えられてるし、ダンスはやっぱり印象的。
この曲でついに紅白歌合戦も出場しています。
(うちの叔母さんも幼い頃テレビの前で真似して踊っていたそうです。)

禁区
https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_4.html
https://www.youtube.com/watch?v=BQj6O-1nuQI


6作目もやはりツッパリ路線なのですが、
何となくこの辺からアイドルを一歩進んでアーティストに近づいてきます。
この曲、華の18歳の明菜ちゃんを語るうえでは外せませんね!
やっぱり文句なしのヒット曲です。

⑦ 北ウイング

私自身、とても思い入れのあると言いますか、大好きな曲です。
(珍しく私の母も好きだったそうです。これは意外!)
曲名の北ウイングとは、成田空港にある第1ターミナルを指します。
歌詞にも出てきますが、これは空港の歌ではなく、
愛する人の元へここから旅立つ女性の心を、
何とも切なく、かつ秀逸な歌詞と絶妙なメロディーで歌い上げています。

北ウイング
https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_6.html
https://www.youtube.com/watch?v=0nB4Xtm3us4


“Love Is The Mystery”という印象的なフレーズも頭に残ります。
一昨年、沖縄県に行く機会がありましたが、夜間に機中から見下ろす景色を見ながら、
私の頭の中にはずっとこの曲が流れていました。
(空への曲は様々イメージされますが、私は断然これです。)
まとめて言うと、どこから見ても何とも言えないほどに素晴らしい。
そう思える曲です。
当然、ヒット曲です!

⑧ サザン・ウインド

脂が乗りきっているとは言うにはまだ早い気がしますが、
この頃から人気は不動で盤石なものへとなっていったことが、
記録や映像、そして記憶からも明らかでしょう。
作詞が来生えつこ、そして皆さんご存知玉置浩二がここで作曲として登場してきます。

サザン・ウインド
https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_8.html
https://www.youtube.com/watch?v=Mw4ol8Xdab0


この後、著名なアーティストらと組んで絶頂期を迎えていきますが、
この曲から始まっていくと思えてなりません。
曲自体は爽快感のある曲調で、南国の風がイメージされる雰囲気でしょうか。
弊社SE;KICHIさんも好きな曲だそうで、
この曲を聴くとどこかへ出かけたくなるそうです。
その気持ち、分かります!

⑨ 十戒(1984)

先述もした、私の中森明菜像のイメージのひとつにある曲です。
1984年10月10日発売です!笑
いわゆるツッパリ路線の集大成となる、
転換期の曲であることは間違いありません。
(声が低すぎて何を言っているのか分からない曲としてはDESIRE以上ですね。)

十戒 https://lovephoenix.typepad.jp/photos/ep/x_9.html
https://www.youtube.com/watch?v=G5niOtoOKwc


低音であからさまにイントロから攻めてますよね~
歌詞も文句なしのツッパリ全開です。
愚図とか発破かけたげるとか、暴言に等しいですから、こんな曲他にありません。
それを彼女は嫌味なく魅力的に表現し、見事自分のモノにしました。
作詞者は自分のシナリオ以上のモノにしてくれたと絶賛したそうです。
まるで山口百恵のように・・・。
(十戒とは旧約聖書に出てくるモーセの十戒という戒律みたいなものらしいですが、このタイトルの意義は、女性からの相手へ守ってほしい強いメッセージを意味するそうです。)
今聞いても色褪せていない名曲ですね。
彼女の中期における最高傑作と言っても良いかもしれません。
ここへきて、記憶にも残るヒット曲を送り出した、歴史を作っています。

今回はここまでです。
次回以降、ここからが頂点を極めていく彼女の時代です。
~続く~

[K.K]

家族の一員?

小学6年の娘は生け花クラブに入っています。
ひと月に1~2回、クラブで活けたお花を持ち帰ってくるのですが、
そのお花を飾るのが私の密かな楽しみです。

残念なことに私は植物を長く育てることができません。
植木も枯らし、お世話(水やり)しなくても大丈夫という植物を買ってみても腐らし、
お花を活けてもほったらかしにしてしまうので、自分では買いません。
かろうじてお正月に活けるくらいなのですが、
はらりはらりと花弁が散っていき、
そうなったら片づける、という女子力の低い私です。

でもやはり、お花がある生活は素敵だし、
せっかくもらってきたお花は飾りたいので、花瓶に飾ります。
とは言っても、もらってくるのは2本。
センスがある人が飾ればまた違うのかもしれませんが、
あくまでも自分の楽しみとして飾ります。

さて、いつもは葉物とお花の2本なのですが、先日は枝物とお花でした。
いつものように花瓶に活け、毎日眺めては素敵💛とほほ笑んでいたのですが、
ある時から枝にぶつぶつが出来始めました。

『何これ・・・気持ち悪い』
と感じ、子供たちにも見てもらい、
やはり「なにこれ~」とその場を去られてしまったのですが、
そのうちにそのぶつぶつの数か所が伸び始めました。
そうです、成長していたのです。
驚いたことに、(花瓶は透明なので見えるのですが)枝からは根っこも生え出し、
根っこからさらに枝分かれもし始めました。
花は早々に枯れて処分してしまったのですが、
花瓶の外に出ている枝の芽は日に日に成長し、
今では私の足のサイズを超えました。

セッカヤナギセッカヤナギ 部分

もらってきたときは単なる枝で、
枯れている(←失礼ですよね、ごめんなさい)枝だとばかり思っていたのに、
緑の葉っぱが出てくるなんて夢にも思いませんでした。
と同時に、草木の生命力の強さも感じました。
そして不思議と可愛く感じるんですよね。

すくすくと水のみで成長している枝に、
主人も「太陽にあててあげたら」とか「庭に植えてあげたら」と言い、
それもそうだなと思いつつ、
「どこに植えるの?」とか「寒さに弱いかもしれないし」とか思い、
いまだに花瓶の中にいます。
いやでも、またお花を持ち帰ってくるころだから、
そろそろ植えてみようかな。と思っていた昨日、
娘が持ち帰ってきたのはお花のリース。

またしても植え替えのタイミングを逃した私は、
外に出してもいいものか調べるために娘に枝の名前を聞くと、
「セッカヤナギ」だそう。
調べてみると、
『水はけ・水もちのよい土に植え、日当たりのよい場所で栽培する』
と書いてあったので、
この週末にでも庭に植えてみようと思います。

これから冬になるというのに、大丈夫かしら?

[Okei]

道祖神

朝5時20分、私は出勤のためにクルマで家を出ます。
家を出て5分後くらいに、お地蔵さんが祀られている祠の前を通るのですが、
その時間、毎日、その祠の前で手を合わせているお婆ちゃんを見かけます。
小さくて背中の丸いお婆ちゃんなのですが、
清々しいほどに一心に祈りを捧げている感じで、
毎朝、私はそこを通るたびに気になっていました。
ある日、どうしても気になった私はクルマを停め、お婆ちゃんに声をかけました。
不躾ながら、「何を祈ってらっしゃるんですか」って。
聞けば、このお婆ちゃん、
先に亡くなった夫の追善のためとか、早世した子供の供養のためとか、
そういう個人的な救済を求めてではなく、
その地域の安寧のために祈っているといいます。

原点を思い知らされる思いです。
そもそも、どうして、こんな路傍にお地蔵さんが安置されているかって、
その道を通る者を見守り、禍々しい存在から集落を守るため。
したがって、お婆ちゃんの「地域の安寧」という祈りの理由は、正しいのです。

地域の安寧を願う存在といえば「道祖神」です。
集落の入り口などに置かれている石仏で、沖縄の石敢當みたいなもので、
禍々しい存在が侵入しないよう、集落を護る役割を与えられています。
ビジュアルは一定ではありませんが、
“双体道祖神”と言って、男女一対で彫られていることが多いです。

道祖神(矢下)

これは私が住んでいた村の、矢下という集落の道祖神です。
注目してほしいのは祀られ方。
この写真の道祖神は、舗装された道の脇に置かれ、
屋根を掛けてもらって、木製の玉垣で囲われています。
おそらく、道路を整備した際、どこかから運ばれてきてこの場所に安置され、
こうして丁寧に祀られたのだと思われます。
私から見て、これはかなり大事に祀られた、幸せな道祖神に見えます。

道祖神(切久保)

これは切久保という集落の道祖神です。
農道の脇に置かれた祠の中に安置されていますが、
玉垣はなく、吹きさらしで、矢下よりも過酷な環境であることがうかがわれます。
その証拠に矢下の道祖神よりも風化が進んでいるように見えますが、
注連縄は貼ってあるので、大事にはされているようです。

矢下は新道が整備された際に他所から運ばれてきて、
きちんと祈ってもらえるように覆い屋が懸けられています。
切久保は、それよりも時期的には古いものの、
農道の脇に、いちおう屋根を懸けてもらえました。
では、そこまで手厚く祀られていない道祖神って、どんなのでしょうか。

道祖神(石畳) 道祖神(石畳-拡大)

中央の大木の根元に、何か立てかけてあるのが見えますか。
これは石畳という集落の道祖神です。
車が通れる道から何メートルか奥まったところに置かれています。
車が通れる道といっても、対向車とすれ違えるスペースはないため、
この場所に車を停めて道祖神に祈りを捧げることはできません。
つまり、日常的に祈ってもらえる道祖神ではないわけです。
傾いちゃってるし。

つまり、仏像にしても何にしても、
日常的に祈ってもらえることは幸せだということです。

そうそう。
最近、『ポツンと一軒家』という番組が人気のようですね。
山中の一軒家にスポットを当て、そこの住人に注目する番組で、
その場所の険しさを強調するために、映像では道中の林道などが映るのですが、
私にしてみれば、別に険しくもなんともない光景に見えて、少し呆れます。
だって、私が住んでいた場所からの眺望はこんな感じ(写真左)
そして、そこから小学校までの4kmの通学路は、ずっと未舗装なわけでもないですが、
だいたいこんな感じ(写真中)で、
特に学校近くの100mほどはこんな感じ(写真右)です。

眺望 通学路 通学路(学校上)

これは令和に入ってから行って撮った写真なので、
私が実際に通学していた昭和の頃は、もっと未整備だったかもしれません。

そして、こういう旧道というか林道の場合、道祖神というのはこういう場所にあります。

道祖神(小松尾)

これは、小松尾という集落の道祖神のロケーションです。
何段か上った台地に覆い屋があるのが見えますでしょうか。
もはや道端ではないので、意思がないと拝みにはいかないでしょう。
いま、この小松尾集落には3世帯ほどしか住んでいませんので、
この道祖神は、いずれ、長い年月を経て、やがて土に戻ることになります。

うまく伝わっていますでしょうか。
仏像にしても何にしても、少子高齢化などにより集落が放棄されると、
そのまま山中に取り残されることになります。
矢下や切久保みたいに、
運よく誰かが舗装道路の脇に移設してくれれば祈りは続きますが、
多くの場合、そのまま山中に放棄されます。
この村だけでも、もう道が消滅した場所に取り残されている道祖神があります。
これは、30年ほど前に私が監修した村のパンフレットですが、
当時、調査して存在を確認できた道祖神でも、30年が経って、
おそらく、1/3の道祖神は、もう所在が確認できなくなっていると思われます。

『八坂村の道祖神』

かつては集落の入り口で門番のように立ち、
集落を禍々しい存在から護ってきた道祖神ですが、
誰もいなくなった山中で、この先、おそらく誰からも祈られることはなく、
その役目を失って、傾き、風化しながら、何を思うのでしょうか。

繰り返しますが、
朝5時25分に、お地蔵さんに地域の安寧を一心に祈る老婆を見て、
日常的に祈ってもらえることは幸せだと改めて感じます。
そして、私も、その老婆の願いが叶えばいいと思いますし、
そのお地蔵さんがその拠り所になればいいと心から思います。

[SE;KICHI]

National Anthem

いよいよ始まりました!

そう、ラグビーワールドカップ2019日本大会です。
世界三大スポーツ祭典のひとつが我が国で開催されています。

ラグビーワールドカップロゴ
https://life-archi.jp/contents/1577

私はかつて青春時代ラグビー部に所属しており、3年ほど興じておりました。
知らない方に説明すると、
ラグビーにも世界一の頂点を決めるワールドカップが、
サッカーのFIFAワールドカップや夏冬オリンピックなどのように、
4年に一度開催されています。
歴史はそんなに古くないのですが、
毎回世界中で50億人を優に超える視聴者がいることから、
サッカーワールドカップ、夏季オリンピックと並んで、
世界三大スポーツ祭典として注目されます。

私が高校2年の頃、2011年にニュージーランド大会が開催されましたが、
我が国日本代表はこの時3敗1分けで一度も勝てませんでした。
ラグビーは世界的にポピュラーなスポーツですが、
前回2015年イングランド大会で我が国日本代表が、
スプリングボクス(南アフリカ代表)を破るという快挙を成し遂げるまで、
ワールドカップの国内での注目度は低かったかと思います。

そして今回、日本はもちろんアジアでの開催として初となる、
2019年ワールドカップが日本にやってきました。

ラグビーワールドカップ日本代表
https://cyclestyle.net/article/2015/10/23/29095.html

ワールドカップの見所は、やはり試合だというのは当然であります。
世界の超人類と呼ばれる屈強な男達が凌ぎを削り合い、
世界一を決める戦いですので、もの凄い迫力と興奮があります。

 品位と情熱を併せ持つ者たちは、規律を重んじ結束する。
 そして何者をも恐れず挑戦する。
 栄光を勝ち取る為に、あらゆる努力、犠牲をもいとわない。
 鍛えられた肉体と研ぎ澄まされた精神、
 期待を背負ったプライドが激しくぶつかり合う。
 その姿は見る者の心を激しく揺さぶる。
 苦しみは大きな喜びへと変わる、その喜びはかけがえのないものとなる。
 そこには敗者はいない、お互いがお互いを称え合う紳士しかいない。
 ノーサイド、その絆は決して消えない。
 やがてその絆は世界を1つにする。
 同じ日は無い、同じゲームは二度と無い。


これはプロモーションビデオで流れた言葉ですが、
この大会の意義や想いをよく表していますね。


https://www.youtube.com/watch?v=UXfaLOPYg3U&feature=youtu.be

ラグビーはその粗暴なコンタクトプレーから荒々しい面が目立ちますが、
実は細かくルールが決められています。
ルールのあるケンカと揶揄されますが、自由でいて規律があるのです。
身体の強さもさることながら、それ以上に頭を使うスポーツでもあり、
個々の能力を超えて結束や協力が絶対に必要不可欠です。
(1チーム15人はどのスポーツよりも多い。
1対15では太刀打ちできない。
だからこそ結束が大事だし、難しいし、
だからこそどんな人にも適したポジションがある。)

とても緻密に計算されたサインプレーや空間支配力も問われ、
有名なONE FOR ALL,ALL FOR ONE の精神も相まって、
生まれたお国柄か、ぱっと見では似合わない「紳士のスポーツ」と言われます。

奥が深く、ただのスポーツとしてだけではない、
より良く生きていくための、
人生哲学も学び考えることができるのが、ラグビーなのです。

しかし私には、それとは別にいつも楽しみにしていることがあります。
それは国歌斉唱です。
私は、オールブラックス(ニュージーランド代表)の試合前のウォークライ、
民族舞踏ハカなどよりも、
各国の国歌斉唱のシーンが良いのであります!

オールブラックス
https://rugby.city.yokohama.lg.jp/te01/

前回大会の日本代表も、国歌斉唱を思い切り大声で歌う姿がスクープされました。
それは日本人に帰化したキャプテンが、
日本に対するリスペクトと、さらに団結を高めるための大切なこととして、
メンバーに義務付けたことだと報道されていましたが、
これが世界から賞賛されたのです。

肩を組み「君が代」を斉唱する日本代表選手
https://www.j-cast.com/2015/10/06247162.html?p=all

サッカーや他の競技でも国歌斉唱はされますが、
皆恥ずかしいのか、カッコつけてるのか分かりませんが、
思い切り歌ってる人ってあまりいません。…ように見えます。
それに対してラグビーは、世界の各国代表を見ても皆、真剣に歌ってます。
歌うところからしてもう勝負なのです。
愛国心からか、または家族や風土を思い出してか、
込み上げるアツいものがあってだと思いますが、
そういったシーンが多く見えるのも、
他の競技と比べて私は好きだなと感じるのであります。

今や当然のように試合前には国歌を歌われていますが、
実は試合前の国歌斉唱を取り入れたのはラグビーが最初だそうです。
ラグビーの初の国際試合が行われた一世紀近く前、
ニュージーランド代表とウェールズ代表の試合がありました。
当時からハカを取り入れて、試合前にはそれを舞っていたオールブラックスに対し、
ただ立ち尽くすのではなく、国歌を歌ってこれに相対したというわけ。
ハカなどのウォークライにも負けない、強い心が現れた結果でしょう。

次は私が魅力的だなと思う国歌斉唱について少しだけ話をさせてください。

[K.K]
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