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『武士道』

新渡戸稲造さんの有名な著書ですが、
今までのブログで書いたように、
読書をしてこなかった私は知りませんでした(汗)。

武士道と聞いて思うことは、
封建時代の武士の生き方・考え方と思うことと、
騎士道との違いについてくらいでしたが、
今の日本があることなど、なるほど考えさせられました。

もちろん現代語訳されたものですが(汗)

私の先祖は武士ではなかったと思うのですが、
長く武士の世が続き、
その中で日本人の考え方の基になっていったものが、
広がっていったのではないかと思います。
藩校や寺子屋などで論語などの教育をして、
知識だけのものはかえって馬鹿にされるなど時代的なものも感じましたが、
この教育に対する姿勢のお陰だと思います。

誠について、二枚舌を使うなどを恥と考える
二言についても命を懸け誇りを持って守ったことも教育のお陰だと感じました。

自己表現が下手だったり、妻のことを愚妻と言ったりとか、
その関係性について今の若い世代には理解しにくいかもしれませんが、
半分は自分のこと、半身として考えるとすれば私には理解できるし、
言葉として納得できました。
だって奥さんの事を愚か者だとは思っていませんもの。
これは日本人らしいと言ってもいいのではないかと思います。
愚妻とか言うのが正しいという訳ではありませんが。

東日本震災の時に物資が不足している中、
暴動・略奪などが起こらず、
整然と並び順番を待っていることが海外でも評価された話がありましたが、
それも他の人との調和や思いやることが、
しっかりと日本人には入っているのだと思います。

いや、評価されることだとは思っていなく、
やることが素晴らしいのだと本を見て思いました。
テレビを見ると自分のことだけを言ったり、
それを面白おかしく取り上げて、
個人の権利だと正当化するような意見だったり、
言わないと損をする、目立つ為に考えられない意見を言う、
何でも有りなのかと何とも言えない不快な感じを受けます。


中学校の部活動に関わっているので、
ダメなものはダメだと、
日本人の良識を話せるようになりたいと思いました。

[WAKA]
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『言志四録』

西郷隆盛さんがらみの読書が続いておりますが、
江戸時代の儒学者、佐藤一斎さんが著した「言志四録」を読みました。
といっても全4巻(言志録・言志後録・言志晩録・言志耋録)の、
計1133条すべてを読んだ訳ではなく、
西郷隆盛さんが特に心に残り選び出し書き留め、
常に持ち歩いていたといわれる101条を解説したものを読んだだけですが(汗)
その解説もかなり親切に境遇や時代背景も入れていただいているので、
ちょっと本題以外が多かったようにも思いましたが・・・
私にはそれが助かります。

言志録88条の着眼高く…は感じる事があります。
騒動(ミス)の真っただ中にいると冷静な判断が出来ずミスを重ねる。
人の事であれば冷静に助言できたりするのに本人には見えていない。
前にブログで言うだけなら…と書いてしまいましたが、
俯瞰してみることは大切だとは思っています。
目的は見失わないようにしたいです。

言志録144条の人の信用を得るのは難しい。
口ばかりになっていないか?
人は行動をみて信用を高める。
最終的には心をみている。
心まで見られていると考えると覗かれている感じがしますが、
行動や言動から必ず心が見えてしまうのだと思うので、
88条にもある高い志でお客様に接するのが正しいのだと感じました。
私は口が災いするタイプの様な気がしてならない…
そんなつもりは無かったり、余計な一言を言ったり(汗)
注意します。

言志後録96条、君子は自ら… については、
情熱を持ち続ける事が上昇志向・成功を収めるためには必要とありました。
ノーベル賞を受賞されるような研究者であれスポーツ選手であれ、
情熱を持ち続けることは容易ではないと思いますが、
同じような意味合いだと思いますが、私は「好きこそ物の上手なれ」と思っています。
大した成功は納めた訳ではありませんが、子どもの成長をみるとよく感じます。
趣味であれお客様であれ、好きになって進めるのは大事だと思っています。
一斎さんも大事と思っていたのか、
言志耋録77条でも近い事を言われているように思います。
ではどうやって情熱・好きを持続させるかになると思うのです。
高い志を持てれば良いのですが、
前にも書きましたが大業をなそうとは思っていないので、
高い志と言えるものがもてるのか甚だ疑問です(汗)
まずは好きになって進めたいと思います。
でもやらされている限りは続かないことだけは確かだと思いました。

[waka]

『都鄙問答』

読書の習慣のない私が、前回の「南洲翁遺訓」に続き、
石田梅岩さんの「都鄙問答」を読むことは、
なかなかハードルが高いように思っていたので、
手元に届いてからしばらくは言い訳をしながら読まなかったのですが、
夏季休暇中に用事がない日ができたので、
思い切って喫茶店に行き半日を2回使い読みました。

私の休日は中学校の部活指導が半日と、
家の農作業や自分の用事(これはだらけてるいるのだが・・・)で消費されていくので、
生活習慣になく思い切ってという表現になってしまいます。

さてさてこの「都鄙問答」は、石田梅岩こと石田勘平さんが、
幼少の頃より奉公に出ながらも独学に励み自分の本性を知り、
儒学者として世に出て教えを伝えていた時に、
環境や考え方が違う人達からの問いかけに答えたことを、
弟子の方達がまとめたものですが、
読んでいて、なるほど上手に答えられるなと、
思いながら読んでいました。

孔子や孟子の言葉はよく出てきますが、
『故きを温ねて新しきを知るは、以て師たるべし』と、
偉人の言葉を読み覚え理解し姿勢や行動を正して人に教えるのは、
自分では想像もつかず
ここは言葉として読ましてもらいました(汗)
商人の道や学問についての問答は、
そうだ。と思っても伝える事も行動しているか?についても、
あらためて思うところもあり、
ただでさえ読むのに時間かかるのに何度か読み返しました。

ずっと読んで行き、巻之四で「文芸学者になるな」とあり、
なにかそこで来るものがありました。
来たといっても心が開けたとかの類ではなく、
より難しいなと感じることなのですが。
いままで色々読んでいてスッキリこなかったのが、
私の心の中で、
そうは言ってもねと思ってしまうことが、
よくあるからだと思います。

人間の繁栄と衰退の歴史を学び、人がみんな善行を行うようになればいいと思うし、
そうゆう子ども達が多くなるようにとも思うし、手伝いもしているつもりですが、
行動と知識のバランスがとれてないのかもしれません。
テレビとかでも偉そうなことを言っても口だけなら誰でもできると思ってしまうし。

でも偉そうなことを言うには知識や考えがいる。
考えがしっかりしていれば影響を与えられる範囲も大きくなり、
より貢献できるのかもしれない。
でも口だけだろって思っている。
小さくてもしっかりやれることをやろうと思う気持ちとの違いで、心が定まらないです。

読んだことにより、より心がざわつく感じになってしまいました。
体で体験したことしか知識経験になっていないのだと感じた読書になってしまいました。

[WAKA]

『南洲翁遺訓』

大河ドラマ「西郷どん」の視聴率は12~14%程で、
徐々に落ちてきている感じがします。
私は明治維新の頃を題材にしたドラマが好みではなく、
今回も見るか迷っていたのですが、
撮り貯めしたのを見始めるとジワジワとはまり見ています。
今回は最後まで見るかもですね・・・やっぱり途中でやめそう(汗)

見ている最中に講習会にて「南洲翁遺訓」を勧められ読んでみました。
最初は原文を頑張って読んでいたのですが・・・
やっぱり途中で訳文や解説を見ないと理解できず、
なんかすいませんって感じです。

理解に偏りはあるとおもいますが、
初めの国や政治のあり方やなどは藩主を主としてきた人達のこともあると思い、
あまりピンとこなかったのですが、
役人・政治家は私欲や私事をなくさなければならない。
でも国会で○○学園などのくだらない不要の話をしているのを見ると、
私事を挟んでいるのだと感じてしまいます。
私は小人で大きな事はできないかもしれませんが、
不要な話で議会の時間を使っているのを見ると、
国に対し尽くしても尽くしてくれることは無いのだと、
再認識してしまいます。
本当に腹立たしい。

いろいろなことに日常流されていると思いますが、
小人でもやれることがあるしやりたいことがあるので、
まずは全うしたいとも思います。
16訓の節操・義理・恥について、
世界のどの国でも同じであるとあり、
時代は違うが日本人は特に強く文化ではなかったかと思い、
どうしてこんなに変わったのかと。
先にも書いたくだらない話を、
する方もされる方も節操や恥が無いのだと思ってしまいます。
そんなことをいつまでもやっているから、
拉致とか核とかで問題になっている国から、
なめられるのではないかと思います。


今回読んでいて一番目を止めたのは21訓です。
論語のようですが、己に克つための極意、
「意なし、必なし、固なし、我なし」
原文の漢字が出なかったので訳文の方を書いてしまいました注)が、
私欲を貪る心を持たぬこと、
自分をおそうとしないこと、
こだわりの心を持たぬこと、
独りよがりにならぬこと。

注)「毌意毌必毌固毌我」です。

こだわりが強いほうだとは思いませんが、
意固地になっていることもあるし、私欲が強かったと思うこともあります。
己の欲を優先させるとろくなことがないと、
本から思ったのは初めてだったので心に残りました。

知識は確かに足りないと思いますが、
少しでも実践できる人ではあるようにしたいと思いました。

[WAKA]

「私の思い出ごはん」

そろそろ夏越の大祓の時季ですね。
弊社の Okei さんは、毎年、この時期には人形(ひとがた)に家族の名前を書き、
身体をさすったり息を吹きかけたりしたものを、神社に奉納し、
知らずに犯した諸々の罪・過ちを祓い清めるそうです。
日本古来の、とても良い習慣ですね。

大祓人形

このブログでは7年前の6月に“水無月”という和菓子について紹介していますが、
このお菓子は、もともと、大祓を行う6月30日にだけいただくものでした。
食べ物というのは、そうやって人々の生活に結びついているのだなと思います。

ところで、少し前に「土井善晴さんのこと」という記事を出しましたが、
昨年末に買い求めた料理本に、ちょっと感心しました。
それは栗原はるみさんの本です。

『冬の日の大ごちそう』

なんとなく畳がイメージに合っている気がして和室で表紙を撮ってみました。

この料理本に掲載されていた「私の思い出ごはん」という特集が、
なんとも郷愁を誘うような記事で、私の心の琴線に触れたのです。

「私の思い出ごはん」

その記事には『玲児さん』とか『友』とか『心平』とか、
ページごとに固有名詞が掲げられ、いくつかの料理が紹介されています。
たとえば、『玲児さん』というページには、
“トマトシチュー”と“イワシのたたき”のレシピが紹介されていて、
「もう50年近く前、玲児さんが初めてごちそうしてくれたトマトシチュー」とか、
「ふつうはアジで作るたたきを玲児さんの好きなイワシで作ってみました」とか、
それぞれの料理について、
そこに掲げられた人物とのエピソードを思い浮かべる形で書かれています。
そして、「こういう料理に出会えたのも結婚したおかげです」と綴られていて、
あぁ、この『玲児さん』というのは旦那さんなんだなと、
読み手である私たちは文脈から感じ取り、なんだか温かくなります。

昨年は春先に『お弁当ばこのうた』という半崎美子さんの歌が軽く流行ったりもしましたが、
思うに、料理って記憶かもしれません。
いや、人生90年として、人間は一生で98,000回ほど食事をしますが、
しっかり記憶されている食事には、なにがしかのエピソードが残っているものです。

試しに、冒頭に登場した Okei さんに思い出のレシピを聞いてみたところ、
“シャケフレークを混ぜたポテトサラダ”とのこと。
なんでも、学生時代、結婚前のダンナさんとのデートの際、
それを弁当に詰めて持って行ったところ、
やんわりと「ナンジャコリャ」みたいに言われちゃったとのこと。
以来15年以上、そのレシピは封印しているそうですが、
いまだに夫婦でその話をすることもあるそうなので、食の記憶、恐るべしです。

まあ、そういう苦い記憶も含め、
心を込めて作ったら喜んでもらえたとか、逆に細やかな心遣いに感動したとか、
何らかのエピソードを伴った食事が記憶に残る食事なのではないかと思うのです。
結局、シチュエーションや相手からの何気ない一言などが機縁になっていて、
料理自体は、案外、簡単なものなのかもしれません。
こう言ってはナンですが、前述の“トマトシチュー”と“イワシのたたき”だって、
わざわざ本を買ってまでレシピを知りたい料理ではありませんが、
著者にとっては、大切な人とのエピソードを彩る料理となるわけです。

そうそう、2009年に初ドラマ化され、映画化されるほどヒットした深夜食堂も、
井之頭五郎の食べっぷりが視聴者の食欲を刺激した孤独のグルメも、
思えば、食を巡る悲喜こもごもというか、
メニューそのものではなく、その背景にあるドラマの部分で視聴者を引き付け、
ものすごい人気を博したのでした。
私なんて、もともとクリームシチューは嫌いだというのに、
深夜食堂で不破万作さんがうまそうに食べるのに釣られて食べてしまいましたし、
孤独のグルメを見て夜中にステーキハウスに行きたくなったりしたものです。

栗原はるみさんのこの本に出てくる『友』というのは、たぶん娘さんの名前で、
そのページには、
「娘の大好物のから揚げ、お弁当に毎日入れました」と書かれています。
担任の先生に弁当を褒められて得意になり、先生の分も持ってくると宣言したため、
母は先生にも作る羽目になったというエピソードも紹介されています。
また、『心平』というのは息子さんで、
「小さいころから料理が好きで食いしん坊だった」と語られていますし、
他に『嫁の美由紀ちゃん』とか『娘婿の加茂君』なども登場して、
それぞれの人物に対するほほえましいエピソードが鮮やかに描かれています。
読者である私たちは、友も心平も、美由紀ちゃんも加茂君も知りませんが、
そういうエピソードは私たちの想像力を掻き立てます。

この本を読んで、食事って大切な記憶なんだということに、
あらためて気づかされました。
さて、みなさんの思い出の食事はなんでしょうか。

[SE;KICHI]
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Author:kkseishin
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