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大死一番絶後再甦

百年示道塾とやまの『平成の武者修行』は、無事、下山式を迎えました。
立山は霊山で、古来、立山信仰は山上に浄土と地獄が存在するとしていて、
その登山は死後の世界を巡ることを意味します。
ですので下山は現世に戻るということ、つまり転生することを意味するというわけで、
大死一番絶後再甦
この武者修行も、昨日までの偽りの自分に死を与え、
本来の輝かしい自分となって生まれ変わることを強く願う旅でした。

閻魔堂で安全祈願富士の折立登頂
雄山登頂絶景
下山修了認定証

私は、登山前と登山後の山麓でのお世話を担当していて、
いわゆるシモのお世話係でした。
結局、登山には帯同せずに食事ばかり作る役割なんですが、
たとえば、登山前にはオドオドしていたメンバーが、
下山後にリーダーシップを発揮していたり、
登山前に「登山なんて行きたくないです」と言い放っていたメンバーが、
下山後に「参加できて本当に良かったです」とか言っていたり、
登山に参加したみんなが、登山前と登山後でキャラクターが変わっていて、
まさに転生したかのように、
下山時にすこぶる立派になって戻ってきたことに驚いています。

私にもそういう経験はありますが、
最初は全くの赤の他人だった11名が、立山登山の旅を経て、
辛かった出来事、成し遂げた達成感、見たことのない最高の景色など、
いろんな場面を共有して仲間意識が醸成されていくなかで、
きっと、最高の仲間になることができたのだろうと感じます。

仲間になるということは、自分のことだけではなく、
互いの『なりたい自分』のために貢献するということです。


山に登ったからって、何か得をするわけではありません。
1円にもなりません。
それでも、仲間と一緒に力を合わせて登った経験は、
彼らの人生の糧になるかもしれません。
苦難のない人生などありません。
生きていれば理不尽なことにも見舞われます。
しかし、挫折に際に、完全に力尽きてしまわないために、
今回の登山の仲間の存在や達成感を心にとどめておいてほしいと思います。

多くの大人に支えられて修行に励むことができる彼らは、とっても幸せです。
また、私は食事を作っただけなんですが、
若侍たちの成長に立ち会えて、とっても幸せです。

[AKA]
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平成“最後”の武者修行

戦国時代、今川義元が松平広忠の子、竹千代(後の徳川家康)を人質として迎えたとき、
家臣に「竹千代にはむごい教育をしろ」と指示しました。
それを聞いた家臣は、
竹千代に粗末な食事を与え、朝早くから叩き起こして、
休みなしで武術と学問を教え込む生活をさせたそうです。
それを聞いた義元は、家臣を叱責し、
「バカモノ! むごい教育とは、朝から晩まで、
海の幸や山の幸あふれる贅沢なご馳走を好きなだけ与え、
寝たいと言ったらいつでもいくらでも寝かせてやることだ。
夏は暑くないように、冬は寒くないようにしてやることだ。
学問が嫌だと言うならやらせるな。
何事も、好き勝手させることだ!」と言ったそうです。

『茹でガエル』の話を知っていますか。
カエルを熱湯に入れると、カエルは熱さにびっくりして逃げますが、
カエルを水に入れ、この水を加熱して徐々に熱湯にしていくと、
カエルは逃げるタイミングが分からず、そのまま茹であがってしまうそうです。

茹でガエル
http://kamuimintara.blogspot.com/2013/09/4_4.html

これは、カエルってバカだよねぇという話ではなく、
緩やかな変化には気づきにくいという話です。

私たちもそうなのではないでしょうか。
社会は刻々と変化していますが、一日一日の変化は微々たるものです。
そのため、状況の変化に気づきにくかったり、
それに対する対策が遅れたりするものです。
前述の“むごい教育”も、
現場から脱出しよう、自己を変革しようと思わせないように、
甘い環境に慣らして腑抜けにしてしまおうという狙いの悪だくみです。

夏休み、この酷暑のなか、子供たちはどう過ごしているでしょうか。
もしかしたら、クーラーの効いた空間で慣れきってしまい、
もはや外に遊びに行ったりしないかもしれません。
そんな子供たちに対し、
仲間同士で助け合って目的を達成することの大切さについて学んでほしいと願い、
今年も有志にて登山を企画しました。
当社も運営に関わっており、当社の社員もサポートに入っています。

平成の武者修行2018
平成の武者修行 2018 概要

このイベントは、この酷暑のなか、厳しいプログラムだとは思います。
また、一部に、山などに登って何になるんだというご指摘があることも承知しています。
でも、自分の損得だけを行動基準として、
他人を殺傷してでも自我を押し通すというふざけた大人が増えてきた昨今、
過酷な山上で仲間と助け合う体験こそが、
その子の将来に渡る大切な糧となると信じているから、
私たちはこの活動に意味があると思っています。

それから、お預かりする大切なお子さんに万一のことがあっては大変なので、
この武者修行には、各社の新入社員が引率者として帯同します。
その、引率者としてのスキルを高めるための研修も、毎月毎月重ねてきました。
フォトロゲで助け合うことを学び、座学で子供を預かるということの重さを知り、
プロジェクトアドベンチャーでチームワークを養い、
滝行で精神力を鍛え、写仏で子供たちのために心を込めてお守りを作り、
最終的に当日のコースをダイジェストで巡りました。

研修-フォトロゲ 研修-振り返り
研修-座学 研修-プロジェクトアドベンチャー
研修-滝行♂ 研修-滝行♀ 研修-写仏
研修-登山① 研修-登山②

4月には渋々参加していた新入社員たちが、
回を重ねるたびに少しずつでも成長を見せて頼もしくなり、
最終的に、尋常ではない早朝に集合して下見に出かけている姿に感動します。
新入社員たちが入念な準備をしていることだけは知ってほしいと思います。

さぁさぁさぁ、平成“最後”の武者修行、もうすぐ開門です。

[AKA]

平成の武者修行 ―立山登山の旅―

小6から中3まで、男女6人の子供たちが立山で修行してきました!

武者修行 交流館前

24日は立山の天気が悪く、予定を変更して上市の城ヶ平山に登りました。

武者修行 城ケ平山

昨夜の雨で足場が悪かったり、ロープを使って登るところもありましたが…、

武者修行 城ケ平山 登頂

余裕の登頂! 立山登山の良い練習になりました。
山のあとは滝!
大岩山の滝に打たれながら、
明日からの立山登山の成功をお願いしました。

武者修行 大岩山の滝行

この日の夜は立山芦倉交流館でみんなでテントを張りました。

武者修行 テント設営中

翌日25日と26日はいよいよ立山登山です!

武者修行 カレー

カレーを食べて、いざ、出発!

武者修行 カッパ集団

25日の午前中はものすごく天気が悪く、みんな寒さで震えていました。
しかし午後から26日にかけて天気は良好に。
雄山からはこんな景色を望むことができました。


武者修行 山頂の風景

みんな4泊5日の中で、ご飯やテントの準備・後片付け、掃除を協力してやったり、
他の登山客の方にも自分から挨拶したりしていました。
また、暑かったり寒かったり、足が痛かったり体調が悪くなったりするなか、
ちっともめげずに前向きな気持ちで山を登っていました。

私たち社員も、
そんな子供たちの姿に励まされました。


頂上からの景色、内蔵助山荘の温かいご飯、まな板にびっしりついた虫、
トランプ・オセロ・将棋遊び、蒸し暑いテント泊、最後のお別れパーティーなどなど…。
みんなそれぞれ、いつもと違う環境のなか、
たくさんの経験・楽しい思い出ができたと思います。
無事、
みんな笑顔で立山を登りきることができて、
本当によかったです。


武者修行 立山頂上登拝記念

[a.]

かわいい子には旅をさせよ

「かわいい子には旅をさせよ」とは、また陳腐な格言のように聞こえますが、
私の経験から言えば、それはそのとおりだなと感じます。

前にも書きましたが、私は小学生3年生と4年生の2年間、
親元を離れて生活する、いわゆる“山村留学”というものを経験しました。
農家にホームステイをしながら、毎日、山道を片道4キロほど歩いて小学校に通い、
休日も、いまのようにネットやスマホはありませんので、
田植えや稲刈りなどの農作業を体験しました。
農閑期などは、各農家に散らばっている留学生たちが一堂に集まって、
1ヶ月ほど集団生活を送る時期も、年に何度かありました。
ここでは味噌を作ったり、シイタケを栽培したり、
とにかく、様々なことを経験したものです。

そこで体験したことが、現在の私に役立っているかと言われれば、微妙です。
現在の私は、田植えや稲刈りをすることは基本的にありませんし、
味噌を作ったり、シイタケを栽培したりということも、やっていません。
では、何が残ったかといえば、チャレンジした記憶です。

その、親元を離れた山村留学は、小学生3年生にとっては過酷です。
ルールとして、自宅から留学先までは子供が自力で行くことになっていたので、
両親としては、家を出た我が子が無事に到着するか、気が気ではなかったそうですし、
留学中に親が様子を見にくることは禁止されていたので、
我が子は毎晩ホームシックで泣いていないか、ふてくされていないか、
毎日が心配であったと、だいぶ後になってから聞きました。

確かに周りを見回せば、1つ下の奈々ちゃんとか、2つ下の佑樹君とか、
布団の中でシクシク泣いている子はいましたが、
私自身は、両親の心配をよそに、それなりに順応して学校に通っていました。
そして、夏休みや冬休みなど、自宅に戻れる時期に、
両親は、見違えるようにたくましくなった我が子を見て、目を見張ったと言います。
もともと、虚弱なところのある我が子をたくましくしたくて留学させたそうですが、
想像以上の変化に驚いたそうです。

現在の私を見て、周囲の方々がどう思っていらっしゃるかはわかりませんが、
とにかく、私にはそういう機会が与えられ、
現在の私の糧になっていることは確かです。

さて、今日から、『平成の武者修行 立山登山の旅』というのが始まりました。
若侍というのか、全国から、小6~中3の男女6名が集まってきました。
弊社の若手社員も、お預かりした大切な子供たちに随行しています。

今日は互いに初めて顔を合わせた仲間と親睦を深め、
ガイドさんの話を聞いたり、登山の安全を願って閻魔堂を参拝したり、
ゆったりと過ごして、明日からの登山に備えました。

平成の武者修行 170823

しつこいですが、親元を離れて生活する経験は、子供にとっては絶対に有意義です。
「ウチの子はムリやわぁ」という親御さんもいらっしゃいますが、
子供は環境に順応し、成長するものです。
そして立派な大人になるには、経験値を貯めることが必要なのだと私は思っています。
経験値を貯めないと、ただ身体が大きいだけの大人になってしまいます。
大人が制限することなく、なんでも経験させてあげて、
子供に経験値を貯めさせてあげてほしいなぁ
と思います。

今回、私自身は山麓管制担当なので随行しませんが、
冒険に出かける子供たちと、サポートしてきた若手社員たちが、
下山して戻ってきたときにどうなっているのか、とても楽しみです。

平成の武者修行

[AKA]

「平成の武者修行 -立山登山の旅-」

昨年、y2k2 さんが息子さんを参加させた「小さくて大きい一人旅」。

昨今の社会変化はとどまるところを知りません。
この、予測不可能な社会を生き抜くには、
仲間と協力しながら理想を描き、創造力を働かせ、
忍耐強い精進で乗り切るしかありません。
古来の日本人は、そのように、仲間の心情を慮ることが得意でしたが、
いつしか、時代の流れでしょうか、
私たちは自分の都合ばかり言うようになってしまっています。

私たち大人は、どのような未来を子供たちに遺したいか
考えたことがあるでしょうか。

当然、子供たちには幸せになってほしいと願います。

しかし、繰り返しますが、昨今の社会変化はとどまるところを知りません。
未来がどうなるかなんて、誰にも、大人にだって分かりません。
そのうえで、子供たちに幸せになってほしいと願う大人としては、
どんな社会がやってきても乗り切れるだけの強さを持ってほしいと思うのです。

昨年の「平成の武者修行」は、4日間かけて四国八十八か所札所のうち、
115km を歩いて回るというお遍路の旅でした。
小中学生に対して 115km というのは尋常ではありません。
助け合ったり、いたわりあったりしないと達成できない距離でしょう。
それが狙いでした。
昨今の社会変化は仲間と力を合わせることでしか乗り越えられないと思うからこそ、
子供たちにそういう体験をしてもらいたいというのが狙いでした。

昨年の「平成の武者修行」がすこぶる好評だったみたいで、
今年も高知で開催されるばかりか、全国でもやろうではないかという流れになりました。
北陸でも“平成士会議越中北陸社中”という団体が立ち上がりまして、
子供たちの人間力の涵養の場を提供したいということで、
「平成の武者修行 -立山登山の旅-」の開催が決まりました。

平成の武者修行
平成の武者修行(コース)

別に山登りに意味があるわけではありません。
ただ、助け合ったり、いたわりあったりしないと達成できない体験をしてほしいと願い、
その場が山だっただけです。
この“ほどほどに過酷”な体験を通じて、子供たちが、
仲間と信じあえる体験をしてくれて、
そのことが生涯の糧となればと願ってやみません。

弊社の若手社員も、全国からお預かりする大切な子供たちのサポートに参加します。
日々、業務の合間を縫って、どうしたら子供たちの学びを助けることができるか、
いろいろ話し合ったり、体力的にも頼りになるように訓練を重ねたりしています。

サポート体制

大人も子供も、学びの夏になりそうです。

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プロフィール

kkseishin

Author:kkseishin
株式会社セイシン
私たちは工場設備機器を中心に、お客様にご提案・販売をしている総合商社です。

■富山本社/〒930-0821
富山県富山市飯野16番地の5
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FAX:(076)451-0543

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〒950-1142
新潟県新潟市江南区楚川甲619番地6号
TEL:(025)283-5311
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URL:http://www.kk-seishin.com/

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