リラックスできない温泉

北陸は今年2月、強烈な寒波に3度襲われました。
福井では昭和56年豪雪以来37年ぶりの大雪となり、
大渋滞の様子は全国ニュースでも取り上げられました。
弊社がある富山県でも、久々に雪国が本気を出したような積雪があり、
ここ数年雪が少なく平和ボケしていたのを叩き直されたような感じでした。

さて、その3度目の寒波の時だったかと思いますが、
弊社社員3人で、トレースヒーターの施工工事で長野県の南方に赴きました。
ホワイトアウトの中、
命からがらたどり着いたその地の日中の気温は氷点下4℃程度。
日程の後半、氷点下に達しない日は寒くないと感じました。
適応するもんですね。

ところで、寒さも印象的でしたが、
それを忘れるほど強烈だったのが、泊まった宿。

現場は温泉街のそばなので、ビジネスホテルではなく、温泉旅館。
かつてテレビでも紹介されたこともあるその宿。
玄関前には高さ80cmほどの大きな提灯が、
自動ドアの脇に1つずつぶら下がっていて、老舗っぽい雰囲気を出していました。

ホームページでもよさげな雰囲気を出していたのですが。

ですが。

まー、すごいところでした。
全部詳しく書いていると長~くなるので、箇条書きで。
・食事の量がものすごく多く、食べきれない。
ご飯、麺、刺身、小鉢複数、メイン、鍋など、それらが一食で出てくる。
・大浴場までの廊下が寒い、暗い、ちょっと怖い。
人物を描いた掛け軸や小さな仏像があって不気味。
・大浴場が寒い。お湯はめちゃくちゃ熱い。
我慢して入るが、入っている間、動くとピリピリッッと刺激が走るので動けない。
しばらく入ったらローストビーフみたいになる。
・露天風呂はお湯が入っていない。
・脱衣場にある、温泉設備についての説明が矛盾だらけ。
加水はしていない。理由は、「源泉の温度が高いため」。
加温はしている。理由は、「加水しているので温度調節のため」。
あの温度は加水しているとは思えないが、
加水して加温しているとすれば完全に調節ミス。
・帰ってきたら部屋の鍵が開いている。
・同僚の部屋には、身に覚えのないゴミが。(午後ティーのペットボトル)
掃除をした人が別の部屋で回収したゴミを置いていったよう。
・情報の管理や共有をしていない。
夜に翌朝の食事の時間や場所をフロントに確認すると、
「いや~、そこまではちょっと…」と言われた。
同僚は、コンビニで買ったビールの空き缶(銘柄はバラバラ)3本を部屋に置いていたら、
チェックアウト時に、「ご注文されたおビール3本のご請求を」と言われた。
・従業員のキャラの濃さ。
「ですのん」みたいな語尾をつける女性。林家パー子そっくりな人。セクハラ女将。
杖をついたおじいちゃん。(玄関に立っていらっしゃるのを見てお客さんかと思ったが、帰り際に、「ありがとうございました。」と言われ間違った書類を出されかけたことで、旅館側の人だと発覚。)

他にもあるのですが、とりあえずこれくらいで。

特に強烈だった、女将とのエピソードについて以下に少し書きます。

2日目。
朝、現場に着くと、先に着いていると思っていた同僚から連絡が。
なんでも、受付のばあちゃんに強烈に絡まれたそう。
そんなに客に絡んでくるばあちゃんて、どんなの?
それが後でわかりました。
その日の夕食はその絡まれた同僚の部屋で。
もう一人の同僚と食事をする部屋に行くと、
ちょうど、食事を準備してくださった二人の方が部屋を出ていくところでした。
その内の一人のおばあちゃんが、笑顔で、
「あら、若い人たちだったのね♡」と言いながら、
同僚の背中を3本の指で力強く上から下へとなぞっていました。
食事の席に座った後も同僚は動揺を隠せずにいました。
すっごい寒気がした、と。

その後、これまで夕食の時にはいつもあった、
ご飯が入ったおひつがなかったため(量が多く、毎回残していたので)
小さいのを持ってきてほしいとお願いすると、そのおばあちゃんが
「おひつウフフフフ!おひつフフフフフ!若いものねウフフフフ!」
と、すごい嬉しそうにしながらおひつを取りに行きました。

ああ、この人か、すごい絡んできたおばあちゃんは。
強烈なキャラクターにより、その後、思わず笑いが止まりませんでした。
その方がこの旅館の女将だというのは後で聞きました。
翌朝も同じ同僚の部屋での食事だったのですが、
準備をされたのはまた女将だったらしく。

準備をしに来た女将と同僚の会話。
女将「元気?」
同僚「元気です。」
女将「どこが一番元気なの?♡」
同僚(苦笑)
女将「当ててあげようか?♡」
完全にセクハラですね。

ですがこの女将のおかげで、
サービスに苦情を言いたい思いはむしろ吹き飛びました。
面白すぎて。

出ていく際には、
同僚は抱きしめられながら「もう帰っちゃうの?」と言われたみたいです。
そして去り際には投げキッス。

その旅館にしばらくの期間泊まっている業者の方は、
年始に、女将に抱きしめられながら、
「姫初めする?」
と言われたらしいです。
もはやホラーです。

長野の温泉街に行かれる方は、もしかしたら出会うかも?
楽しみにしていてください。

[Monsieur]
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ええケツしてるやんけ。

石仏に限らず、石灯籠や狛犬など、古い石造物に興味のある私ですが、
それは、K先生という研究家の方に魅力を教えてもらって以来です。
その、私の師匠と呼んでも過言ではないK先生が亡くなられてから、
もう15年くらいが経ってしまいましたが、
いまだに興味深い石造物を見かけるとK先生を思い出します。

さて、昨夏、平成の武者修行ということで、
少年少女らを伴って、弊社を含む複数の会社の若手社員が立山登山に挑みましたが、
初めて全員が顔を合わせた夕方、
翌日からの登山の無事を祈るため参拝したのが雄山神社の中宮祈願所。

雄山神社 中宮祈願所

古くは、だいぶ前に紹介した元明天皇や後醍醐天皇の勅願所でもあったという、
伊邪那岐神と天手力雄神を祀る、古色蒼然とした神社です。

鳥居をくぐってしばらく歩くと、左右に狛犬が鎮座ましましています。

狛犬

狛犬には、互いに見つめ合う配置と、正面を向いた配置の2種類があるのですが、
ここのは2頭が揃って正面を向いた配置です。

さて、少し行くと、佐伯有頼という人の廟所があります。
この佐伯有頼という人は、立山の開山とされている人であり、
そのこともあって、明日からの登山の安寧を祈ってここに参拝したわけですね。

開山・佐伯有頼廟

・・・・・・違和感、ありませんか。
写真の左端、石燈籠の左側。
何でしょうか、コレ。

謎の像

近くに寄ってみても、結局分からない「なんだこりゃ」感
だいたい、コイツは何の動物なのでしょうか。
ビリケンさんを載せた・・・・・・バク?

バク ◀ バク
https://www.zooing.net/archives/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%90%E3%82%AF

ふつう、こういうのって、
造立年とか寄進者の名前などが台座などに彫られているものですが、
そういうのも一切皆無なので、情報はナシ。
ゆえに、これが何なのか、さっぱりわからないのです。

場所的には廟所の手前に配置されているので、狛犬感もあるのですが、
狛犬はさっき立派なのを見ましたし、そもそも、犬のようにも見えないので、
ますますこれが何なのか、不思議になってきます。
結局、ワケのわからないポーズを取った赤ん坊のような者が、
ワケのわからない動物のようなものにまたがっている

しかも素肌の尻でという、実にシュールな造形です。

この何者か分からない像、
上に載っている赤ん坊のような者の表情は、何とも言えず憎たらしいのですが、
それを載せているワケの分からない動物のほうは、表情もバカっぽくて愛らしく、
じっと見ているとクセになってくるような感じもします。

ちなみに、お尻の感じはこうです。

ケツ♡

なんか、ロンパースを履いた赤ん坊がハイハイしているみたい。
んもう、本当に、誰が、何の意図で製作したのか完全に不明ですが、
この尻は癒されますよね。
思わず触ってみましたが、完全に石の感触でした。

[SE;KICHI]

オッサンかよっ!

富山県は相対湿度が全国1位なんだそうで、
夏のジメジメとした暑さは尋常ではありません。
そういうこともあってか、富山の方はよく出かけます。
レジャーに支出する額は上位10位に入るようです。

私はといえば、例年、夏の休暇は静岡の別荘地で過ごすことにしています。
夏が暑いのはどこでも一緒ですが、湿度が低い分、
富山よりは快適に過ごせる場所です。

さて、今年も1年ぶりに訪れたその別荘地。
ここは別荘ばかりが点在する一帯で、周辺に普通の民家や商店などはなく、
ホテルや旅館などもないため、実に静かな場所になっているのですが、
1年ぶりに訪れたその別荘地で始まっていたのがホテル建設。
周囲に商業施設がないのは、
条例か何かで規制されているからだと勝手に思い込んでいた私は、
久々に行った際に盛大に始まっていたホテル建設には驚きました。
まぁ、年に1度しか来ない私にとっては、そう気になることでもありませんが。

さて、いつもように、子供たちを連れて周辺を散策します。
なにしろ、民家も商店もホテルもないので、静かなものです。
そうしてホテル建設現場の前までやってきたとき、娘が言いました。
「あっ、噴水だ! 人魚かな?」

マーメイドか?

そのホテルは、プールの隣に噴水のようなものが造られており、
その噴水の中央部に、女神だか人魚だかの像が立っていました。
遠目にこれを見た娘が「人魚かな?」とワクワクしているわけです。

ところが、正面に回ってみてビックリ。
なんと、オッサン。
それもヒゲモジャで全裸の、オッサン。

しかも、腰のあたりなんて、ムダになまめかしかったりするという。

ポセイドンでした~

娘がショックを受けたことは言うまでもありません。
なにしろ、絵本の「人魚姫」とかに出てくる美女を想像していた娘は、
目の前の妖艶なオッサンに、明らかにテンションが下がっていました。

世の中にはワケの分からないデザインというものはあるものです。
いったい誰が喜ぶというので、
プールサイドに全裸のオッサンを載せた噴水を配置したのでしょうか。

というわけで、来年以降、
我が家はこのオッサンに会うために、静岡に向かうことになりそうです。

[SE;KICHI]

リサイクル

先日、富山地区広域圏リサイクルプラザという施設に行ってまいりました。

まあ、行ってまいりましたと言うほどのところではないのですが。
田んぼの中にでーんと構えている廃棄物処理施設の裏にひっそりとたたずむ建物です。

私は月に1回、仲間数名と川辺のゴミ拾いをしているのですが、
廃棄物のリサイクル事情を学ぼうじゃないかということで、
その仲間たちと行ったわけです。

正直なところ、外から見ているとあまり人が来ている気配を感じません。
その時点ではおもしろみがなさそうだったのですが、
中に入ってみると、なかなかに盛り上がりました。

なぜか。

ここでは、家庭で使わなくなった家具や自転車を無料で引き取り、
それらが展示されているのです。
自転車は、具合の悪い部分は補修して使用できるようにしてあります。
そして、その展示されている物には値段を書いた紙が付いているのですが、
その値段が、もう、驚きの値段なのです。

小型の食器棚 800円!
ガラスのテーブル 1000円!
子供用学習机 3500円!
シングルベッド 3500円!(うろ覚え)
クロスバイク 3500円!

とにかく、超破格。
個人的にクロスバイクは衝撃的でした。
定価であれば10倍はするでしょう。
学習机やベッドもそうですが。
買う予定がなくてもなんかテンション上がっちゃいます。

ただし、これらはすぐに買えるわけではありません。
これらを買えるのは、抽選に応募して当選した人だけなのです。
物には番号が付いていて、その番号と氏名・住所・電話番号を紙に書き、
抽選箱に入れます。1人2枚までで、同じ番号は書けません。

約1ヶ月で投票は締め切られ、当選者には電話がきます。
その倍率が、それぞれ一点物のため、けっこう高い。
20~30倍が平均的なところですが、人気の自転車になると100倍近い倍率に。

倍率も驚きましたが、投票している人がわりといることにもびっくり。
知る人ぞ知る場所なんだな、と。

私たちがそこにいる間に、親子連れが来ていました。
その子供2人も紙に番号を書いて抽選箱へ。
なるほど、複数人で同じものに応募すれば当たりやすくなるので、
人数が多い家族は有利ですね。
ということで、私も仲間が欲しがっていたモノに応募してきました。

お近くにいらっしゃり、関心がありましたら、行ってみてください。
2階の一部には、狭いスペースですが、
ビンやペットボトルのリサイクルに関する展示があるので、
そうしたことを学ぶこともできます。

約1ヶ月ごとに展示物は入れ替わるので、定期的に顔を出して見ると、
すごい掘り出し物が見つかるかも。
ただし、富山県の富山市、滑川市、立山町、上市町、舟橋村以外にお住まいの方は、応募できませんので、ご注意を。

外観の写真を撮影し忘れました。
ホームページをご覧くださいませ。

 公式 ⇒ http://www.toyama-kouiki.jp/shisetsu/recycle.html

[Monsieur]

サザエでございます。

といっても国民的アニメの話ではありません。
珍スポット好きには有名な建築物群なのですが、
みなさん、サザエ堂というものをご存知でしょうか。
別にサザエの神様が祀られているお堂ではありません。

急に面食らうかもしれませんが、巡礼の話をします。

通常、たとえば『西国三十三番札所』という札所巡礼の場合、
基本的に、順路に沿って33箇所のお寺を巡り、
各寺に祀られている観音様を拝むというスタイルになります。
『西国…』の場合は、第1番の青岸渡寺(和歌山県)から始まって、
奈良・大阪・京都・兵庫・滋賀とコースを巡り、
最後は第33番の華厳寺(岐阜県)で終わるわけです。
これは、そもそも全行程1000キロメートルを超えるコースで、
なかには舟に乗らないと行けないお寺があったり、
急な石段を登らないと本堂に到達できないお寺があったりと、
現代でも巡礼自体にある程度の困難を伴うものです。
現代人の私ですら、コンプリートには1週間以上かかったので、
徒歩で巡るしかなかった江戸時代の人にとって、巡礼とは、
何日も何日も歩き続けるという、想像を絶する行程だったはずです。
その巡礼は、信仰心のなせる業です。

信仰心のなせる業、なのですが、やはり大変なことなので、
「もっと手軽に巡礼できないかなぁ」と考える人が出てきます。
そこで発明されたのがサザエ堂です。

発明したサザエ堂には札所の観音様100体がまとめて祀られています。
つまり、ひとつの堂にお参りするだけで、
西国三十三番のほか、坂東三十三番秩父三十四番の、
合計100寺を参詣したことになるという、
真面目に巡礼していたら身の危険を感じるような長大な行程を、
ひとつのお堂で済ませることができるという実に便利な発明です。
少し前に、富士塚についてご紹介したことがありますが、
あれも発明の動機は「もっと手軽に富士登山できないかなぁ」なので、
この種の発明は、一種の江戸時代トレンドだったと思われます。

しかし、このサザエ堂のすごいのは、
単に100体の観音が集めてあるだけではありません。

最初に説明しましたが、巡礼というものは、
第1番から順路のとおりに巡るものです。
サザエ堂に100体の観音様が一堂に会していたとしても、
第1番から第100番まで、順番に拝まねばなりません。
サザエ堂のすごいのは、お堂が、そうなるように設計してあるところです。

3階建ての堂内は右周り(時計廻り)で参拝する構造で、
100体の観音像を順路に沿って1体ずつ拝観できるようになっているのですが、
参拝しているうちに自動的に3階に上がり、下りはまた別の順路で降りてくる形で、
その順路は、手すりや階段、太鼓橋などにより立体的に隔てられているため、
一度も同じ場所を通らずに、つまり同じ観音様の前を二度通ることなく、
全ての観音像を拝観して出口まで出られるという仕組みです。
われながら説明の下手さにうんざりしますが、
簡単に言えば、入口を入って、観音様を拝みながら歩いていると、
いつのまにか一筆書きで出口にまで到達しているという、
非常に複雑な構造を持った観音堂なのです。
で、見た目がサザエの貝殻っぽいので、サザエ堂と。

会津・円通三匝堂 http://chindera.com/sazae.html
注)見た目は普通のお堂で、中が渦巻っていうタイプもあります。

ドラクエで、洞窟なんかをずんずん進んでいくと、
どういうわけか街の宿屋の裏あたりにポッコリ出たりして驚くことがありますが、
このサザエ堂、実際に行ってみるとそういう感じです。
自分が、特に意識することなく歩いているだけで建物を3階まで上がっていて、
また、特に意識することなく、知らずに出口から出されていくという感じが、
なんというか、不可抗力感があって、まさに狐につままれた感じです。

埼玉・成身院 http://chindera.com/sazae.html

なぜ、これだけグルグル回っているのに一度も同じ場所を通ることなく、
他の参拝者とすれ違わずに外に出られるのか。
なぜ登りは右回りなのに下りは左回りと反対になるのか等、
下手をすると夜も眠られぬほど、訳が分かりません。
しかし、それが木造で、江戸時代の発明であるとすれば、
何とも言えない先人の素晴らしさを感じ、なんだか陶酔した感じにもなります。

私が初めて行ったサザエ堂は群馬県太田市の曹源寺のもので、
無意識に出口に排出された後、どういう仕組みでそうなったのか、
思わず、検証のためにもう一度入ってみたほどの興奮でした。
現在、実際に内部を拝観できるのは、この曹源寺のほか、
会津と埼玉に1箇所ずつあるぐらいですが、
これはぜひ体験をお勧めします。

[SE;KICHI]
プロフィール

kkseishin

Author:kkseishin
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新潟県新潟市江南区楚川甲619番地6号
TEL:(025)283-5311
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